ドラマ【ハンチョウ】
- カテゴリ:テレビ
- 2010/01/19 00:41:58
ハンチョウ~神南署安積班~
TBS 月曜夜8時~
【あらすじ】安積を初めとする班の面々は、拳銃の取引の現場に張り込み、売人を捕まえるが、売人が持っていた拳銃を紛失してしまう。そして、その拳銃と引き換えに5000万をもってこいという脅迫電話が署にあった。何とか5000万を用意して、犯人の指示通り安積1人で指定の公園に行くが、他の刑事が後を尾行していたという理由で、犯人は安積を狙撃、しかし弾は外れて近くを通行していた女性に当たってしまう。【感想】今回はシリーズ2の第2回です。1回も一応見たんだけど、途中からだったのであまりマジメに見てなかったから感想書きませんでした。このシリーズ、前回はやたら高齢俳優のゲスト出演が多く、どちらかというと純情派っぽい人情物の刑事ドラマだったんですが、今回はわりとハードボイルドでした。だけどやはり最後には情に訴える形で落としてましたね。こういう刑事ドラマって、わりかし動機が昔あった事件の復讐だったりすることが多いのですが、私思うんですけど、例えば誰かとても大切な人が殺されたとして、ただ犯人を殺すだけで気がすむんでしょうか? 大切な人を失った悲しみを、犯人への憎しみに転換しないとやっていけないという精神状態はすごくよくわかるのですが、それだと殺してしまったらおしまいですよね。でも、実際は犯人が死んだ後も悲しみは続くし、犯人を殺してしまったということで、悲しみを憎しみに転換しても恨む相手はもうこの世にはいないから、多分喪失感がすごいと思うんですよね。なんで復讐に殺すことを選ぶのか? 人間何がつらいかって、つらいことを抱えながら生きていくことだと思うんですよ。だから復讐としては、死んだ方がマシと思えるくらい苦しい立場に立たせながらも死なせない、これが一番復讐としては効果的だと思うんですよ。まぁ、かなり難しいですけどね。現実に視線を転じてみると、殺人のケースで多いのは、強盗、その場の勢い、性犯罪など、知的犯罪とは程遠いものばかりなんでしょうけどね。