順応そして調整
- カテゴリ:仕事
- 2010/01/30 15:16:49
先日から始めたばかりのお仕事、昨日は4回目でした。
初日のあとに、希薄な色の字で「子供達の表情が暗い」って気にしていましたが・・・
観察しているうちに、それなりに安心してきましたw
子供達は、いつだって賢く時にしたたかで
そして、面白く可愛いものです。
席に着いている間は、真面目にプリントを解くことに没頭しているはずの子供達なんですが
観察してるとどうも、シャーペンを分解したり消しゴムを芸術作品にしたり
コソコソとおしゃべりをしたりする時間が長いことに気づきました。
厳格に時間を計って、記入しなければならないのにねぇ・・・??
「そこ何してる?さっさと頑張って!」
と怒鳴り上げられると、首をすくめてプリントに向かいますが
直に、またサボり始めます。
どうやら、時間の調整をしているらしいのです。
それぞれの子供には、彼らの力量(?)にあわせて
プリントの枚数や予定所要時間がピンク女史のご英断により設定されています。
予想された時間を大幅に短縮してプリントをこなすことができれば
当然のことながら、称賛とともにプリントを増やされます。
そこで、伸び盛りの現状維持を切望する子供達は
予定設定時間の、微妙な内枠をキッチリ目指しているのです。
さらに、すごいことに気づいてしまいました。
優秀な子供は、必ず2問間違えます。
間違える問題の位置などに、個性が光っていますがw
2問間違えて提出し、採点が終わったのを確認すると
その場で、立ったまま正答を書き込んで
「もう帰らなきゃいけないから、たった2問だから今OKだして。」
と、こちらの鼻先に突きつけてきます。
親を納得させるための成長の証しを確保しているのです。
先生方が「子供達が大喜びしますから」と力説する
初回全問正解に与えられる三重丸「パーフェクト!」や
1問のみ誤答に与えられる「おしい!」という定型の書き込みを
子供達は、少しも欲しがってはいないのです。
長年子供達の姿を見続けている、ピンク女史やベテランスタッフが
このことに気づいていないはずは無いですよね?
どうやら、お互いの思惑を胸に秘めながら
塾の平和は保たれ、親の入金は確実に行われているようです。
心配しなくても、子供達は充分逞しいので大丈夫です^^
夢とか志とかっていう、生き甲斐を見失った子供達の姿は心配になりますよね。
夢の無い、志の欠片もない大人たちの姿を見習った結果なのでしょうが・・・
勉強しなさいとか、さっさとしなさいって言葉よりも
色んなものを見てごらんって言ってやれる余裕が欲しいですね。
>ホビットさん
なるほど~通信だと、自力学習のプログラムが生かされるんですね^^
お教室が大きく膨れ上がってしまうとね、スタッフもあからさまに作業効率優先主義になっちゃってます。
そこに、愛ある眼差しがなければお教室に通う意味は無くなるわけで
通信の方が、せっかく出来上がったプログラムを濁りなく活かせるのかもしれません。
次男が高校3年と浪人中に、大数の通信を利用していました。
結構、辛辣なコメがついて返ってくるのを楽しみにしてましたよ^^
「ホホウ・・・そう言う?フフン・・・言わせておくか!」
って、ニヤニヤしながら喜んでました。
顔が見えないニコでの交流に近い何かが芽生えて、励みになっていたようです。
やはり、教育現場には優秀なシステムよりも通う心が必要な気がします。
通信でも、かえって無駄を削ぎ落としたコメントに込められた思いが
子供を元気にさせるのかもしれませんねぇ^^
うちの息子、通信でいまだに続けてますけれど、毎日できずに枚数はこなせませんが、真面目にがんばってますよ~
たぶん、一人、たくましく、したたかな子がいると、周りの子は学習するんですね。
通信ですから、プリントと自分、他に介在するものがないので、まさに自力学習です。
もう高校生だし、辞めたら、と水を向けても(お高いので)、これだけは辞めたくないそうです。
短い時間で正確にしあげたら、枚数を増やす、というその設定がまずいのではありません?それでは、よほどの子でない限り、枚数を増やしてもらいたいとは思いませんよね。でも、枚数を増やしてもらってもOKって子がたまにいて、そういう子が、小学生で高校卒業レベル終了!とか、そういう成長をとげているのでしょうね。
ピンクの先生も、塾の経営やら、そんなこといろいろ考えなければならないのかもしれませんね・・・
私も添削の仕事では、あれも書きたい、これも書きたい、このコメントもいれてあげたい、と思う気持ちをぐっとおさえて、1枚にかける時間を計算しながらやってますもん・・・あれこれ、コメントしすぎも、答案を返された生徒がイヤになってしまうから、っていうのもありますけどね。
良い大学に入って官僚になるなんて平凡な夢のお仕着せじゃあねぇ。もっと、凄い夢を子供達に与えてあげれてない訳で...... ( 〃..)ノ ハンセイ
八人の宇宙飛行士の様に、頑張らないと・・・
たしかに打たれ弱いよね。
これは大人の責任です。
周囲の大人が頼りなくて、絶対的に守ってもらえる自信が無いから
子供達が安心して冒険できない。
突発的な事件に対処する時だって
本当に困ったらSOSを受けとめてくれる大人がいると確信しているから
自分なりの知恵で切り抜けてみようかという余裕が生まれるんですよ。
本当に、鏡に映るがごとくに大人世界を反映してるよねぇ
>招き猫さん
さすがキアヌくんです。
その素直さが何よりの宝ですね^^
子供は愛に包まれていれば、自然にその賢さを伸ばしていけるんだと思います。
>とっちさん
使う方向が変だけど、頭良いでしょ?w
本当に、心配して損したと思いましたw
正しい方向に伸びてるようには見えませんが^^;
そこから、またちゃんと自分で軌道修正だってしていくんだと思います。
>みっきーーさん
はい、考えてますよ~w
大人の思惑通りになんかしませんから~^^;
>KINACOちゃま
純真無垢なオコチャマだったのね❤
今はねぇ、随分状況が変わっているんだと思います。
一定のシステムを長く続けると、どうしても腐ってくるもんなんだよね。
創始時の志や勢いは、違う方向へ迷走しているような気がします。
このお教室が始まったころの様子とは、随分変わってきているんでしょうねぇ・・・
たぶんね、変わったのは子供より先に大人なんだと思う。
大人が、子供達の読み通りの考えしか持たなくなっちゃったんだよ^^;
>黒猫手毬さん
子供は遊んでなんぼですよねぇ。
遊ばなきゃ知恵はつかない。
大人を騙す処世術は学べても、それは知恵とはちょっと別物だからね^^;
学力なんて、元気な脳味噌なら問題無くつくはずなんです。
キッチキチのスケジュールで疲れた心身で
どんだけの伸びが期待できるのかと思うと、ちょっと切ないです。
>バケツさん
桃猫一味に酷似したピンクにょしねw
それは、むしろ健全かもしれません。
子供達の表情も明るくなりそうですねぇ^^
子供の賢さの、どの部分を引き出せるかが問題だと思うんですが
なんだか、もったいないことしてるような気がしてます。
そんなんじゃ電車の運転手になれへんどー
と言う父
その一言で勉強机向かうわが子の愛おしさよ・・・。
周りの大人をちゃんと見てて、何をどう反応していいかってのを見極めて
それにそって要領良く、全てをこなしてる。
でも、現代の子供は、ちょっと不安な部分も多いかも。
全てにおいて、マニュアルが自分の中に出来上がってるから
ハメを外す、とか、やりすぎちゃってテヘヘヘw とかそういう場面に
遭遇した時、対応が出来なくなってるように思えるよ。
些細なコト(アタシ達から見たら)にパニック状態に陥って
気が付いたら壊れちゃった、っていう事にもなりかねないよね。
それぞれの時代時代で違うんだろうけど
いつだって子供は大人の気持ちや思惑を反映して育っているんだよね。
私おバカさんだったから、一生懸命やってた。。。
そうかぁ。。。そういう風にかぁ。。。
なるほどね~
それなりに順応して逞しく生きていくんですねえ。
そしてピンク女史が、僕の想像で途中から猫のキグルミ着てる件。
しかも「女史」をいままで「にょし」と読んでいた件。
どうしてくれようwww
みんな塾帰りなんですねぇ。
お疲れ様です。。と声を掛けたくなるけど
マクド食べたり、試験問題の答え合わせ、順位の確認
志望校の話など。
耳をダンボのようにして、盗み聴きしてます^^;
最近のおコチャマは大人よりスケジュールがきつく
金曜日の午後だけ空いてるわ。
という会話が飛び交ってますなぁ。
もう少し、遊んで欲しいなぁと思うのは、他人だからかしら。。ね。。
というより
したたかね
今の子どもたち
要領がいいのか?