お金を乗り越える情熱と、ふさわしい報酬
- カテゴリ:日記
- 2010/01/31 23:56:11
人によっては、興ざめするからやめてくれ、と言うだろう話です。
「 THIS IS IT 」このコンサートツアーは、いったいどのくらいの予算だったのだろうか。そして、その資金を、どんなスポンサーが提供し、どんな金利で銀行が貸し付けたのだろうか。
映画の「 THIS IS IT 」は、製作する以外にない、商業上、必要不可欠なものだった。
そうでなければ、出資した関係者は、一切を捨てることになる。
製作参加者は、給与のいくらかを受け取れないことにもなるだろう。
リハーサル段階で数億円は消費していると見られる「 THIS IS IT 」は、映画として商業的に生き返る必要があったのだ。
映画はヒットし、DVDも好調で、すでに出資金は回収され、純利益を増やしているところだろう。
さて、僕はなんでこんな話を書いたのか。
というと、ようするに、商業的な舞台裏がどんな状況であれ、誰がどんな窮地に陥っていたか、恐ろしい事情があったとしても、それらを乗り越えて、「 THIS IS IT 」というステージがすばらしいショーだったというすばらしさを感じたいのです。
世の中に出回っているどんな商品でも、お金がかかっているし、それは売買によって、自分の手元までやってくる。
資本主義社会の自由経済で生活している以上、良いことも悪いこともお金が絡む。
そんな世の中では、お金に振る舞わされる人間が多く出てくる。
でも、「 THIS IS IT 」は、それらのしがらみを乗り越えて、価値のあるショーに成り得た。
そこに、人の生きる価値があると思う。
マイケルには大きな借金が在ったとも言われている。
僕が買ったBlu-rayの何パーセントがマイケル・ジャクソンの名義になるのかは知らないけれど、僕のお金、何百円かが、マイケルのお金となり、借金が消えるのなら、すばらしいことだと思う。
自分にとって、本当に大切なものを知っている人は幸せだと思う。
エピソードを思い出しました。
それでもスターであることをやめはしなかったんですよね。