Nicotto Town


およよ・れおポン


バンド編成の中のコンピュータ(MJの音)


僕は、どうも子供の頃からシンセサイザーに憧れを持っていたせいか、今でも、音楽について、シーケンサで自由に楽器編成できるという見方をする。

世間でも、パソコンと音源を組み合わせて自由に音楽をつくれるから、一人で音楽を楽しむ人も多い。

パソコンのおかげで、フルオーケストラを一人で演奏できるし、アコースティックでは不可能な音を曲に入れることもできる。

だから僕は、どんな曲を聴いても、電気的な機材の発想で聞いてしまう。

マイケル・ジャクソンの音も、電子音が豊富なので、電気的な視点で聴いてしまう。

ところが、「THIS IS IT」を見ると、シーケンサなどが「同期」する様子が見えない。

マイケルが歌えば、自然にキーボディストが演奏を始め、マイケルが求めれば、ギターが鳴り響く。

同期物のような、シーケンサが演奏を始めると、ニンゲンが付いて行く、という行動が無い。

同期っぽいところまで、人の生演奏なのだ。
そして多分、ビデオ映像など、同期が欠かせない部分まで含めて、ビデオにニンゲンが同期するのではなく、ビデオも一つの楽器のように、マイケルの指示で動くのだ。

マイケルの音は、基本的なバンドの構成であり、シンプルな音の積み重ねだった。

そして、そのバンドの一員として、キーボードのサポータのような存在で、パソコンがいる。


あたりまえと言えばあたりまえのことなのかもしれない。

しかし、日本の多くのバンドが、シーケンサをスタートし、ドラムはそのクリックを聞いて、リズムを刻んでいるだろう。

シーケンサのサポート役をニンゲンがつとめているバンドは多いのではないか。

THIS IS IT の中のマイケルは、何度も自分でキューを出していた。

感動した。

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