天国の本屋
- カテゴリ:小説/詩
- 2010/02/06 00:32:29
ブログイベント「最近読んだ本」ということなのですが、最近はほとんど本を読んでいないので(^^;)
というわけで、だいぶ前に読んだ「天国の本屋」を紹介します。
主人公さとしは、特に目標も持たない大学生。
あるとき、謎のアロハシャツ男ヤマキによって天国の本屋へ連れて行かれ、そこで短期アルバイトをすることになります。 最初はわけがわからず、混乱するさとしですが、本屋ではお客さんへ朗読してあげるサービスを担当することになります。
その一方で、同じ本屋で働くユイに恋心を抱くように。
そんな中、ユイは現世で心にとてつもなく大きな傷を負っていることがわかり・・・。
そんな中、ユイは現世で心にとてつもなく大きな傷を負っていることがわかり・・・。
設定がユニークです。
この物語の中では、人間の寿命は100年と決まっています。
人間は死んだ後、亡くなった時の年齢から残りの100までの年数を、亡くなったときの年齢のまま天国で過ごします。
そして、100年に達すると転生するそうです(100歳以上生きている人に関しては、天国をスルーして生まれ変わりが完了しているとか何とか?)。
ちなみに、主人公さとしとヒロインのユイの場合は、特殊な事例ということになっているみたいです。
私はさとしに親近感を抱きました。なんか自分とどこか似ている気がするというか。 途中でユイへの恋も「さとしーがんばれよー。」と掛け声をかけたくなるほど。
ユイの過去の傷をさとしはどう癒していくんだろうと思いながら読み進めました。
そして、最後には感動のラストが待っています。
心温まるラブストーリーです。
この天国本屋はシリーズものになっており、確かこれが最初です。あと、映画化・舞台化もされています。
この後のシリーズはまだ読んだことないので、時間があったら読んでみたいと思っています。