10/02/17② 人間失格
- カテゴリ:日記
- 2010/02/17 01:46:50
先日、深イイ話を見ていて知ったが
生田斗真氏(ジャニタレの一人)主演で
「人間失格」が映画化されるらしい。
「人間失格」と言えば、太宰治である。
そこに、ちょうど父が居合わせていたので
自然と太宰のついての話に発展していった。
オレ
「確か、太宰って金持ちの自分自身の境遇に疑問を感じて
左翼運動に見を投じていたって聞いたけど……」
※ 左翼運動 ……共産の思想にならって、平等の重視を訴える活動
いわば、金持ち(=資本家)に対する敵対行為
父
「よく知ってるじゃん。その通りだよ」
オレ
「ふ~ん。
それなりに、信念はあったんだ。
あんまり感心はしないけど」
父
「……いや、こいつは、それに関してもなかなかふざけた野郎だよ」
オレ
「へっ?そ~なの?」
父
「こいつは確かに、左翼運動に加担していたけど
その裏で、親元を離れてからも、
ず~っと親から仕送り貰っていたんだとよ」
オレ
「………はぁ?!
じゃあ、こいつどっち側の人間なんだよ。
立場はっきりさせろよ…
つまり、あれか?
敵である親から送られてきた金で、左翼運動してたってことか?」
父
「そういうことだな」
オレ
「……信念もクソもねぇな。
こういう言い方が適切かどうかは知らんが
『左翼の風上にも置けない』人間だな」
(別に左翼であることが良いか悪いかは抜きにしてね)
父
「おまけに、酒癖も女癖も悪すぎたらしいぞ」
オレ
「挙句の果てに自殺か…」
父
「『人間失格』だなんて
お前、自分のこと、よく分かってんじゃねぇか、ってな」
オレ
「まったくだねぇ……
でも、そんな男でも
『走れメロス』みたいな美談も書けるんだよなぁ」
父
「そうなんだよねぇ~」
こんな趣旨の会話だったと思う。
そういえば、最近似たような話を耳にしたことがある。
政界の構造に疑問を感じて
政界の再編に乗り出そうとし、
「秘書の責任は政治家の責任」とまで、のたまったが、
裏では、「故人献金」だったり
政治資金の仕組みを利用して
6億円もの贈与税の脱税を図ったりし
そして
「秘書の責任は必ずしも政治家の責任とは限らない」
と前言撤回までした男がいる。
果たして、こいつはどっちの立場なんだろう。
少なくとも、信念なんざは微塵も感じられない。
そして、巨額の贈与に対して何も知らなかったと言うのは
あまりにも金銭感覚、金グセが悪すぎる。
カップラーメンの値段で責められた前首相の件は
いったいなんだったのだろうか。
挙句の果てには、開き直って説明も何もなしで
そのままで正面突破しようとする……
そして二言目には美談としての「友愛」である……
なるほど、彼はまさしく「人間失格」だ。
だが、当の本人はまるで理解していないらしい。
願わくは、本人がしっかりと現状を理解し
然るべき処置を取って欲しいものである。
それが叶わぬようならば、日本の政治に未来は来ない。
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- ブルック
- 2010/02/17 20:05
- 最後はやはり自殺か?
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