リトルビッグプラネットは意外と新しいような
- カテゴリ:ゲーム
- 2010/02/17 23:49:04
テレビゲームで遊ぶのは、グランツーリスモ4を除いたら、忘れるくらい久しぶり。
グランツーリスモは、いわゆるテレビゲームと言う言葉とはちょっと違うような気がするので、外して考えてみた。
リトルビッグプラネットは、言ってしまえば「スーパーマリオブラザース」。
横スクロールでぴょんぴょん飛びながら移動する。
この点だけ見ると、昔ながらのゲームで、しかも、マリオほど反射神経を必要としない。
反射神経を必要としない、と、第一印象は感じた。
ほのぼのとした演出で、マリオよりよほどおだやかなゲームだと思う。
この事自体は、今でも同じ感想なのだが、重要なところで違っていた。
PS3なのだ。
コントローラーがアナログ。
キャラクターを動かしてみると、マリオとは段違いに繊細に動く。
あたりまえと言えばあたりまえなのだが、全然違う。
極端な話、ジャンプするだけでも、毎回、わずかに飛距離などが変わり、着地点がずれる。
マリオだったら、操作に慣れると、全く同じ動作を再現できる様になるのだが、PS3だと、ちょっとずつ変わる。
物体も、重力加速度など計算して、ゆらゆら揺れる。
だから、本物の自然に似たような、同じ事をやっても毎回少し違う感覚になる。
ゲームの形としては古典的なマリオ系に入るだろうリトルビッグプラネット。
でも、僕は、マリオより面白いと思う。
ハードウェアが強力になったことが、それだけでゲームの価値を上げたのだと思う。
人によっては、それほどリトルビッグプラネットが昔と違うとは感じないだろうけど、僕の求める部分で言えば、大きく変わっていた。
なにしろ、僕はグランツーリスモばっかりやっているタイプなのだから。
そう、グランツーリスモは他のゲームと違うと思っていたら、他のゲームも、グランツーリスモっぽく、自然界を感じる方向へ進化していたのである。
例えば人形は、ぬいぐるみの様に単純なら可愛いけれど、リアルなマネキンは気持ち悪くなる。
技術的には高度なはずのリアルな造形の方が、気持ち悪さが増す。
今のところ、グラフィックがいかにもCGっぽい雰囲気の範囲の中で、高精細と呼べるから良いのだけれど、もう少し現実感が出ると、気持ち悪くなるはず。
今の段階でも、アクアノーツ・ホリデーの海中は、細かいくせに雰囲気が無くてキライだというレビューもあった。
コントローラーも、Wiiの段階だからゲームとして面白いけれど、もっと複雑で繊細になると、今度は、本物のスポーツで遊ぶべきだという話に戻ってしまうはず。
技術的に、その段階を通り過ぎたら、ヴァーチャルリアリティの時代が始まるんだろうな。
あ、そう言えば、ファミコンの「スーパーマリオブラザース」になる前の、ゲームセンターのテーブルゲームの、元祖「マリオブラザース」は、ビデオゲームで初めて、本格的に二人で遊べるものでした。
リトルビッグプラネットも、複数人で協力しないとアイテムが手に入らない場所があって、この点でも、マリオの子孫ですね。
ネットで協力できるというところが、進歩したところでしょうか。
腕を振ったりする分・・・・普段使わないトコが疲れますが。^^;