映像作家の展覧会でのライブってことで
予想通り映像作品をプロジェクターで大写しした前での演奏。
完全オリジナル、この一回きりしか聞けないであろう音。
通常の音ありき→PV製作ってのが完全に逆転したものだね。

映像の動きにあわせて音が揺れる。音楽とも言えない音の繰り返し。
映像がリピートされていき、そこからは彼らの音楽が始まる。
映像作品が彼らというフィルターを通り
受け止められた空気感、インスピレーションを
新たに「音楽」という形に変換されて僕らの前に差し出されている。

そんな感じ。

その後はもう少し歌ものというか、今の彼らの曲（といってももちろん初めて聞く）から
数曲を演奏し、珍しく軽めのMCなんてしたりしつつ1時間きっちりやってくれた。

おいおい短いじゃんよ、と思うかもしれないけれどこれはある意味快挙だ！
まだ彼らが大レーベル、ワーナーからメジャーデビューしたばかりの頃のライブ
もちろんこれからがんばっていくぜ！的なものであるはずなんだけど
1時間遅れで始まり演奏とメンバー紹介、「次が最後の曲です」というMCのみで
40分で終了するという今でも語り継がれる伝説を残しているのですわｗ

それから考えたら僕ら古くからのファンにとっては
満足感よりも嬉しい驚きのほうが完全に勝ってた、
今年はなんだかやる気なんじゃないの？！そんなライブでありました。