けなり
- カテゴリ:日記
- 2010/03/07 20:09:39
新宿の東急ハンズへ行った。
習慣、と言うより、へんな癖と言った方が近いのだが、僕は、ハンズへゆくと毎回、階段脇の自動販売機で缶コーヒーを飲む。
いつものように自動販売機でコーヒーを買い、横の椅子に座ろうとしとところで、小さな子供の声が聞こえた。
「ジュース買って」
頭脳明晰な私は、一瞬にして全てを悟りました。
僕がコーヒーを買うところを、子供が見ていたのだ。
けなるくなっちゃったんだね
椅子に座りながら声のした方を見ると、三歳か四歳くらいの子供が見えた。
性別が良くわからないのだが、よくみると男の子らしい。
近くにお母さんがいる。
お母さんは、僕がコーヒーを買ったことを知らない。
ジュース飲みたい?後で買ってあげる。
といった声が聞こえる。
そのうち、お母さんがよそを見ている間に、とことこと僕の方へ歩いて来た。
どうにも、僕の手にしている「ジュース」が気になるらしい。
小さい子だから、まだコーヒーを知らないのだろう。
僕としては、どうにも無視するのも人としてひどい気がして、笑顔を向けてあげたのだが、、、
はたして僕はどんな顔をしていたのだか。
男の子も、知らない人に声をかけるのは無理だし、興味はジュースにあるので、笑いかけられても困っただろう。
少し離れたところでうろうろしている。
そのうち、子供が離れて行ってしまったのを気にして、お母さんが呼び始めた。
数メートルのことだが、売り場からはなれて階段の方なので、子供が見えない。
男の子は「ジュース買って」という返事をする。
母親は、「買い物した後でね」と言っている声はするのだが、僕からも母親は見えなかった。
僕としては、これも困るところで、母親が気付かなかった場合、人として、僕がお母さんを呼んであげるべきだ。
声は近いから、すぐ気がつくだろうと思ったのだが、逆に、近いので緊急事態ではない、どうも、母親は焦らず通路を覗き覗き、探しているようだ。
さて、自分の出番が近い、どうも人と付き合うのが苦手だが、無視するわけにもいかない。
困ったところで、気がついてくれた。
「あ、ここにジュースがあるのか」
母親としては、子供が自動販売機を見つけて、そこまで来た、という解釈らしい。
とにかく、用事を済ませてからジュースを買うという最初の会話のとおりに、子供を呼んで、売り場へ戻って行った。
僕は、あんまりのんびりしていると、親子が戻ってくると思って、
そそくさと場を離れた。
僕がいなければ、子供がジュースと言うことも無かったのにね。
お母さんごめんよ。
ん? あやまることでもないか。
ピカチュウの万歩計「ポケットピカチュウ」をつけてスーパーで買い物をしていたら、小学生くらいの子が「あの人も着けてるよ」と言って母親にねだっていた。
この場合は、もろに名指しだ!
僕の方指差して言っているのだからたまらないのであ〜る。
そんな気分になっちゃうの何となくわかります^^