「ふるさと」
- カテゴリ:小説/詩
- 2010/03/09 15:00:56
ふるさと~に雪は積もる
いまはとおい とおいあのころ
おんなじ建物ばかりが並び
みんなおんなじだと思っていたけど
それぞれ少しずつ違う間取りの中で
みんなちがう人がいて
ちがう未来を夢みてた
いまになって分かること
さいしょは裏に山があった
団地は丘をきりくずしたところにあったから
裏山は家より低いところにあって
鬱蒼としていた けど緑
時が経ち 高校ができ
ショッピングモールが立ち駅ができ
いまでは 幼小中高の学園ができたという
行きかう人も変わってしまっただろうか
幼稚園がおわってから
おんなじ年頃の子どもたちで遊んだ
夕焼け小焼けの曲を鳴らしてきた車に
「牛乳とパンをください」
ちゃんと言えるかドキドキして
お金を払って一人前な気持ちになった
いまはとおい とおいあのころ
時は移ろい 遠い日を懐かしむ
桜がもうすこしで咲きそうだよと
むかしのわたしにウインクをする



























