わたしのおすすめ
- カテゴリ:マンガ
- 2010/03/13 14:31:56
川崎苑子さんのものなら なんでも。
昔は コメディータッチの画風だったけど
だんだん、だんだん 絵が繊細になって
いちご時代 3巻は 数年前文庫で再販。
漫画というより 芸術作品のような
文学作品のような気がします。
川風一家の4姉妹 末っ子 ふうこちゃんの視線からみた
日常・・・・
幼稚園から小学校にあがるとき
なくなったお母さんと同じ 長い髪だったのに
おねえさんに「春だし、もうすぐ小学生だし 少しきりましょ」
と、美容室につれていかれる
うまく自分のことばで思いを説明出来ないまま
ちょきちょき切られて
「まあっ かわいくなりましたね
すっきりしましたねえ」
と言われるのだけど
「なんだか寒い 首のへんがすうすうする・・・」
帰り道になってからやっと
「髪の毛きりたくない きりたくないのお」
「ばかっ あんたってこは どうして そういうことを
あとになって」
ちょっとひとよりやることが遅くて
でも、心の中では一杯いろいろ考えていて
少し昔の自分を思い出す・・・・
作家の川崎苑子さんは 大人になっても 子供の心を忘れないひとなのでしょう。
しばらく レディスコミックで
「北村夏」というペンネームで描いていた時期があったそう。
あおば出版よりでている
「私に似た人」
オムニバス型式で 一話ずつ完結、でも みんなつながっている
いろんな形の「母と娘」(姑と嫁もあった)
この 複雑で バラエティにとむ人間関係を
さわやかに ときに せつなく 描いている・・・・
少女漫画全盛期に 週刊誌に描いてた売れっ子作家だったけど
今は年に数回 ほんとうにかきたいものだけを描いている
お母さんと妹さんと猫たちと 古い家で暮らしていると
漫画エッセイ「猫的生活12ヶ月」に描いてらっしゃいました。
量産しなくていい、だけど いつまでも 描いていて欲しい
まだ本になっていない作品も 読みたいと
切望・・・・
もうひとつ 大好きだった作家さんの
三原順さん 「はみだしっこシリーズ」「Sons」
絶筆となった「ビリーの樹ジョディの森」
もっともっと この人の作品がよみたかった。。。
漫画雑誌は今は売れない時代らしいけど
「メロディ」は 大人が読むに耐えるストーリーの作品が多くて
つい 買ってしまいます。
ひかわきょうこさん「御伽草子綾にしき」とか
成田美名子さん「花よりも花のごとく」とか
清水玲子さん「秘密」とか
十年ぐらい前の作品ですが
青池保子さん「修道士ファルコ」
血を流した騎士の生活を改悛して
シトー派の修道士になる スペイン・ナバーラ王家のファルコ。
彼の頭にはキスマークそっくりのあさがあり、
トンスラ(僧侶のかっぱ頭)にはできない
剣を捨てたはずのファルコだけど
次々といろんな事件に巻き込まれ
「聖母よ おゆるしください」と祈りつつ
すさまじい太刀さばきで、
修道院を守ったりして かっこいいの♪
脇役も もと警察官だった僧侶
やたらと自意識過剰のきらきら頭の僧侶
ちょっと俗っぽい副院長
小心者の院長
ほんとにいそうな雰囲気のキャラクターがいきいきしていて
笑えます。大好きな作品です。
たしかに 自然トンスラになってらっしゃるかも 笑
あのヘアスタイルはバチカン公会議で廃止になっているそうですが
カトリックの修道士、というと なんとなくそのイメージあります。
青池保子さん、あたまに聖母のキスマークをつけたのは
主人公をあのヘアスタイルにしないための苦肉の策だったそうです(^^)
吉高由里子 温水 出演
なんで このタイトルだったのかな
温水氏がこの髪型だったのかなあ
こんばんは(^^)灰から復活ですね
本って・・・まあ、これは漫画だから 本には違いないけど 笑
文章、ほめてくださってありがとう!
小学生のころまでは、漫画って殆どよまないで
活字がほとんどでした。
親がもっていた、旧仮名遣いの「路傍の石」とか
「風と共に去りぬ」とか5年生、6年生で読んでました。
奇遇ですねえ、
「汚れ泣き悪戯」は、私が生まれて初めてみた(TVで、ですが)映画です。
たぶん、2才頃。その後、もういちど中学生ぐらいでTVで見直しました。
2歳の時の記憶は キリスト像が動いているようなシーンだけ・・・
そして数年前、レンタルで借りて ちゃんとみました(^^)
イタリア語の歌がよかったですね
音楽の教科書にも載っていましたが。
こういうね、2000字以内で、テーマを決めてのブログは
ちょっとしたエッセイを書くような いい訓練になるなあ、って
思ってたところです(^^)
文章がうまいとおもいましたよ、ん~、ボクも聖母好きですなんかカルトで
「穢れなき悪戯」っていう映画が心に焼きついているんですけどね
マルセリーノの歌が流れているんです。