お話の紙..4まいめ。
- カテゴリ:自作小説
- 2009/01/26 02:36:37
久しぶりのお話の紙~♪
まいぺーすに、カキカキしています~(^^)
ё..時空-トキソラ-の図書館 *page.4
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槐珂は執務室の窓際の席で、鉛筆を片手にノートとにらめっこをしています。
どうやら、まだまとまったアイデアが出来ていないらしく、
例の白紙の本は取り出せていないのでした。
「カーイーカー君~ッ♪ アイデア浮かんだ~???」
「あ…チシキさん。それが…まだなんです。
なかなか思い浮かばなくて……」
ほんの少しの沈黙のあと、
「俺に良い考えがあるんだけど~。聞くよね?」
「え…と…。はい……」
イヤとは言わせないような笑顔で聞かれ、槐珂は不安げにうなづきました。
「今日ここに、トラブルの発生した本があるんだ。
俺は今からこの世界に入って、それを解決してくる予定なんだけど…。
それで、キミも一緒にどうかなぁ~っと思ってね。
アイデアの参考になるぞ~、なっ♪」
そのコトバに、槐珂は一瞬ポカンとします。そして…
「えええええっっっっ!!!」
思いっきり驚きました。周りにいるひとが何事かとふり向くくらいに。
その本の世界の話を教えてくれるのだと思っていたのに…
まさか、その本の中へ一緒に行こうなんて言われるとは思ってもいなかったのでした。
「ををう☆ これは…」
思った以上の槐珂の反応に、チシキはとうぶん退屈しないなと実感します。
「えっと、僕…その、あの、別にそんな……。
あっ、そうだ。購買に消しゴム買いに行かなきゃ…」
なんとかこの場を逃れようと槐珂は適当な言い訳を作りました。
ですが、しかし。チシキはそんなコトはてなれたものです。
「ほほぉ~っ。じゃ、コレは何なのかなぁ? 消しゴムじゃないのかい?
買いに行かなくてもいいよねぇ?」
「あ、そ、その……」
「んんんっ? もしかして、本の中に行きたくないって言いたいのかなぁ???」
チシキは消しゴムを槐珂の顔に近づけて、グググッと詰め寄ります。
「あ、あの…で、できれば、そうしたいなぁと、お、思っているのですが……」
泣きそうな声で、気弱に答える槐珂。
「できればというコトは出来ないので、行くこと決定ッ!!(*^ー^)/ニヤリ」
「そ、そんなぁぁぁ~っ!!!」
結局のトコロ。
強引に腕を引かれ、槐珂はチシキと本の中に行くことになったのでした。
□..次頁へ続く~♪
コメントありがとうございます!
槐珂くんはとうとう、つかまっちゃいました。。。
これからイロイロと振り回される大変な毎日が。。。(><)
怖がりすぎな槐珂と、それを面白がるチシキの珍道中?をご期待ください(^^*)