Nicotto Town


目指すは須らく予想の斜め上。


「はやぶさ」が還ってくる

 いくつかのニュースでも取り上げられていますし、もっと詳しい人もあちらこちらで書いていると思いますが、小惑星探査衛星「はやぶさ」の地球への帰還がほぼ確実になったそうです。

 「はやぶさ」は2003年5月に打ち上げられ、2005年9月には小惑星イトカワに到着。
 数々の観測をし、同年11月にはイトカワへの着陸・試料採取(未確認。プロセスは正常に行われたはず)・離陸などの数々の成果を上げた。
 しかし、燃料漏れなどの数々のトラブルに見舞われ、2007年4月、ようやく地球への帰還を開始し、当初計画より3年遅れたものの、2010年6月に帰還する予定となっています。


 何をおいても、その帰還を寿ぎたい。


 何かに挑戦し、それを成し遂げた時の快感は誰もが知っている。それが自分でなくとも、誰かが挑戦しているのを応援していても、同様の快感を味わえることも知っている。
 「はやぶさ」も、遠くの星のことを知りたいと望む天文学者の小さな願いとそれを可能にしようとする技術者の意思の挑戦の物語なのだ。素直にその物語に感動し、「はやぶさ」の帰還を願う自分がいる。

 「はやぶさ」は、地球に帰還後、試料カプセルを大気圏に突入させたのち、自身も大気圏に突入し、燃え尽きてしまうわけだが、「はやぶさ」が成し遂げた成果とそれを可能にしたその想いを消さないでほしいと切に願う。
 





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