Nicotto Town


およよ・れおポン


新型のヨーヨーは危険

ちょっと気に喰わない。
さいきんテレビCMでよく見る、バンダイの新しいヨーヨー。
(ハイパーヨーヨーシリーズのクロスドラゴン)

このヨーヨーの「売り」は「遠心クラッチ」だ。
(商標ではクロスクラッチ)

ヨーヨーが回転すると、遠心力で重りが動き、クラッチが切れて、糸を止めている軸が空転するようになる。

回転が遅くなり、遠心力が弱まると、重りがバネの力で内側へ戻り、クラッチが接続される。

軸が本体と一緒に回転し、糸を巻き取る。


それで、僕が気に入らないのは、「自動で糸が巻き取られる」ことだ。

これは危険だ。

ヨーヨーを使っている人の意思とは無関係に糸が巻き取られる可能性があるのだ。


本来のヨーヨーは、糸の先を輪にするなどして、そこへ軸を通すことで、ヨーヨー本体がからまわりするようになっている。

糸と軸の摩擦が弱いので、ヨーヨーがぶら下がった状態で回転することができる。

ヨーヨーを軽く上へ跳ね上げると、糸の張りが緩まり、軽い摩擦でも軸に巻き取られ始める。
糸が少し軸へ巻き付くと、摩擦力が増えるので、それ以後、糸が巻き取られるて、ヨーヨーは手元まで登ってくる。

この昔ながらのヨーヨーの欠点としては、ヨーヨーがからまわりしているあいだも、少し摩擦があって、あまり長い時間まわらないことだ。

バンダイのハイパーヨーヨーの構造は知らないが、その辺りに工夫があるらしい。
(今までのハイパーヨーヨーシリーズは、軸受けにベアリングが入っている)

そこを、さらに「改良した」と新しいヨーヨーは言いたいのだろう。


でもね、やはり良くない。
危険だと思う。

ヨーヨーの技にもいろいろあるが、なかに、糸をあやとりのようにして形を作るものがある。

ヨーヨーが空回りしている間にきれいな形を作り、手をパッとひるがえすと一気に糸が巻き取られ、ヨーヨーが手元へ帰る。

上手な人がやるとなかなかカッコいい。

これが、最初にヨーヨーへ与える力が不十分だと、形を作っている間に止まってしまい、かっこわるい。

さて、新しいヨーヨーでは「止まらない」のだ。

形を作っている最中にクラッチがつながり、糸が巻き取られる可能性がある。

技で糸を指に絡めたりしている真っ最中に、ヨーヨーが糸を巻き取るのである。


危険だ。

まだヨーヨーが上手でなくて、練習中の人は、いつも回転不足になるものだ。

危険だ。


僕としては、このヨーヨーを子供が使うことは、避けるべきだと思う。

販売禁止にしろとまで言うつもりも無いし、バンダイを攻撃するつもりも無い。

日常の遊びの中に、たくさんの危険があり、多少のことはしょうがないと思う。

しかし、怪我の危険があるということは、承知しておくべきだ。


このヨーヨーで遊ぶときは、充分、注意してほしい。

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