三猿の並びは?
- カテゴリ:日記
- 2010/04/05 23:59:33
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画像は前回の記事と同じです。
部屋に三猿をならべました。
「見ざる、言わざる、聞かざる」
これ、ならべる順番を僕は知らない。
とりあえず、
「右から」
「見ざる、言わざる、聞かざる」
にしてみました。
昔の書の、右から左へ書く、という順番にしたのです。
だいたい言葉どおり、「見ざる、言わざる、聞かざる」の順番でならべるだろう。という発想。
でもさ、どうなんだろう。
文字を右から書く時代でも、物を右からならべるかどうかは別問題だよね。
薬箪笥とか、そうしたならべかたには伝統があるはずなので、そちらから調べれば、「物を並べる習慣」がわかるかな?
とりあえず、三猿については、調べてみたら、いろいろな彫刻や絵などで順番が違うようなので、決まりはないらしいとわかった。
でも、「右」「左」という「向き」についての伝統はわからない。
こうした習慣は、古い風俗や、宗教につながるはずなのだが、どうだろう。
でも面白いことに、アジアの文書は「巻物」なので、左側へ置いて、右側へ巻き取っていくことになるので、文字は右から左へ「書いておく」ことで、読む時に右手で巻き取ることができる。
書くときよりも、読むときを基準にしている。
巻物の「完成」した形が重要なので、当然と言えば当然だけど、多くの人は、完成品よりも作業中に楽をしたがるものなので、実は、巻物は文化としては知能が高いというか、完成度が高い物だ。
物事には理由があるはず。
まあでも、三猿の並び順ぐらいはどうでもいいか。
あ、そう言えば、阿吽の像は、右が「あ」のことが多いな。
狛犬も、門を入るときの右が「あ」左が「ん」。
、、、、あれ?
これは、当人たちから見ると、右が「ん」左が「あ」。
ん〜、この場合、前後左右をどうやって決めたら良いんだ?^^
今まで疑問にも思わなかったけど ちょっとお勉強してみようかな^^