Nicotto Town



桜の散る季節に想い出す詩2つ

三好達治
「甃(いし)のうへ」

あはれ花びらながれ
をみなごに花びらながれ
をみなごしめやかに語らひあゆみ
うららかの跫音<あしおと>空にながれ
をりふしに瞳をあげて
翳(かげ)りなきみ寺の春をすぎゆくなり
み寺の甍(いらか)みどりにうるほひ
廂(ひさし)々に

風鐸(ふうたく)のすがたしづかなれば
ひとりなる
わが身の影をあゆまする甃(いし)のうへ

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草野心平「さくら散る」

はながちる               
はながちる               
ちるちるおちるまいおちるおちるまいおちる
光と影がいりまじり           
雪よりも                
死よりもしずかにまいおちる       
まいおちるおちるまいおちる       

光と夢といりまじり           
ガスライト色のちらちら影が       
生まれては消え             

はながちる               
はながちる               
東洋の時間のなかで           
夢をおこし               
夢をちらし               

はながちる               
はながちる               
はながちるちる             
ちるちるおちるまいおちるおちるまいおちる

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どちらも男声合唱の曲になっている歌ですが
さくらの散りかけの頃 想い出します。
一つめは詩人三好達治の詩。
さくら、とはかいていないけど
ここでいう花は さくらのような いや さくらでなくてどうする
みたいな気がします。
二つめは詩人草野心平の詩。
散る姿にも 思いをのせて 詩にする
できあがった詩をよむと 目の前に散る桜がうかびあがってきます。
詩人てすごいですね

アバター
2010/04/07 18:31
無造さん

山村暮鳥さんですね(^^)
詩人ってすごいよね
菜の花の黄色も 元気がでる色ですね
葉っぱの黄緑との とりあわせが好き。
アバター
2010/04/07 18:20
菜の花も開いてきましたね。

いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
いちめんの・・・




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