アルプスの少女ハイジ盗作疑惑?(22:45加筆
- カテゴリ:ニュース
- 2010/04/13 13:48:02
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100413-00000477-yom-soci
【ジュネーブ=平本秀樹】スイス人女性作家ヨハンナ・シュピリが1880年に書いた小説「ハイジ」が、その50年前にドイツ人作家が書いた別の作品によく似ていると若手文学研究者が指摘、スイスメディアは、「ハイジの“父親”はドイツ人だった」などと大きく報じている。
この小説はアニメ「アルプスの少女ハイジ」の原作で、騒ぎのきっかけは、ドイツで活動する文学研究者ペーター・ビュトナー氏(30)が、ドイツ人詩人・ 作家のヘルマン・アダム・フォン・カンプが1830年に発表した「アルプスの少女アデレード」と題する作品を偶然見つけたこと。
この作品の主人公の名前アデレードは、ハイジの本名(アーデルハイド)とそっくりなうえ、作品の筋書きや描写もシュピリの原作小説と酷似しており、シュピリが、この作品を下敷きにした可能性が高いという。
スイスのフランス語紙「バン・ミニュット」は、「ハイジは盗作。神話は崩壊した」と報じるなど、スイス国内で波紋が広がっている。
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本当なのかしら
だったら ショックだなあ
なんかのまちがいであってほしい・・・
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その後、このニュースについて他の記事はないかと
探したところ、
どうやら 騒いでいるのはスイスのメディアであって
研究者本人ペーター・ビュトナー氏は「盗作」とは言わない
これは ヨハンナ・シュピリは作品の一部をつかっただけ、と
冷静に述べているそうです。
あ、よかった
どちらの作者もとうになくなっているし
確かめようのないことではあります。
調べているうちに、
初版本には ヨハンナ・シュピリ作 とは 書かれていなかったことや
教会の財政を助けるために 昔からあった話を元に書いた、
ということも すでにどこかで述べられていたことも
わかりました。
ハイジはスイス人にとっては特別な存在なので
とりわけセンセーショナルにメディアが報じてしまったというところなのでしょうか。
その後、気になったので
日英両方のニュースソースを調べてました。
日記本文に加筆しました。(^^)
一つ下のコメントで、私が疑問を書いていたように
やっぱり研究者本人は 類似性を指摘しただけで
盗作とは思わない、と語っているそうです。 ほっ
メディアが騒いだ、ということが 事実のようです。
誰かに影響されて生まれてくる
受け入れられたらそれでいいとおもう
このニュース本文だけでは なんともわからないのですが
やっぱり本文を読んでみないことにはね。
字数制限のあるオンラインニュースなので
ただプロットが似ている、というだけで
こういう発表をするとしたら 研究者としてはあまりにも
おそまつですから
描写、表現ともに <盗作>と この研究者が言ったかどうか・・・
似ている、と指摘したのが、メディアにのせられると
<盗作>に発展したのかもしれません
ただ、一般的には、世に知られていない作品をもとに
インスピレーションをうけて
新しく作品をつくるなら 文頭に ・・・に捧ぐ
という一文をつけるのが 作家の良心だと思いますね。
信憑性があるニュースなら続報がはいると思うけど
ガセネタだったら このまま立ち消えかしら・・
ライオンキング、相手が大物過ぎて 手塚プロとしては
そういうしか しょうがないような状況ですしね。
クラシックの作曲家が 古くからあるメロディーをモチーフに
作曲するのとは また少し違うような気もしますが・・
問題とされている作品を見てみないことには
なんともわからないですよね。
ハイジの原作は かなり 宗教色がつよくて
作家のクリスチャンとしての信仰が反映されている
そんな作品です。
まさか盗作 とは 思いたくないですが・・・
それをいうなら、アレクサンドル・デュマの作品なんて大部分が盗作だという議論もあるし・・・
現実主義的といわれようが、ヨハンナ・シュピリの「ハイジ」は世に知られているが、もとネタとなった作品は誰も知らなかったんだから、というしかない。
むずかしいものですね。
ディズニーのライオンキングもジャングル大帝の盗作であることは自明ですが、
手塚プロはヒントになったのなら光栄だ、としています。
クラシックの作曲家も、民謡や古くから伝わるメロディを自作に織り込んだりしています。
ハイジの場合も、古く埋もれていた題材(作品)をヒントに文豪が新たな生命を吹き込んだと解したいですね。