ローソンエンターメディアの教訓
- カテゴリ:ニュース
- 2010/04/15 05:55:11
ローソンエンターメディア(旧ローソンチケット)の不祥事続報。
親会社ローソンの株式交換で完全子会社化→上場廃止のようです。
http://jp.reuters.com/article/businessNews/idJPJAPAN-14816920100414
現在の株価は8万円程度で、不祥事発覚前が14万くらいだから、4割くらい下がってます。
その下がった株価を基準にして、8万~9万円弱で親会社が買い取り。
ここの株主からも、ローソンの株主からも不満を押さえるための、
「ちょっと、いやかなり安いかな。文句言いたいけどまあこの程度なら我慢するか」
と思わせる価格での決定のようです。
まあ、だいたい予想通りではあるのですが・・・
個人的に、いろいろと教訓になりました。
ここの株を持っていたわけではありませんが、
優良に見える会社が突然債務超過に陥るというニュースに大きな衝撃を受けました。
あやしい業界には特に気をつけろ、というか気をつけても仕方ない、ということなのでしょうか。
あやしい会社のあやしいところの見抜き方については勉強の余地ありですので、
ローソンEMの訂正前後の決算短信をダウンロードして勉強してます。
前にも書いたとおり、ぱっと見では第3四半期の数値がちょっと怪しかったくらいしかわからなかったのですが・・・
また、ヤフー掲示板には財務的なあやしさを指摘する書き込みがほとんどありませんでした。
そのこともちょっと記憶にとどめておくべきかな、と考えてます。
しかしまあ、ほんとにえげつない決算だこと・・・
「不正関連損失」という勘定科目は正式な名称なのだろうか?
(単位:百万円)
営業収入 10,022
営業総利益 5,915
営業利益 1,099
経常利益 1,187
特別利益 26
特別損失▲12,975 (うち、不正関連損失▲12,616)
税引前純損失
▲11,764
>かおりさん
経済というより会計の話なので、日経新聞読んでるだけではわからないかも。
自分で株を買ってみて、送られてくる資料を見るのがいちばん頭に入るのですけど
当然お金に余裕がある人向けです。