白雪姫と雪の女王
- カテゴリ:自作小説
- 2010/04/16 17:30:40
最悪な理由は2つ。その1、父親が一緒。
白雪姫の本当の父親は飛行機事故で彼がまだ2歳のときに他界した。
その5年後。次の義父が私の父親だった。私の父親が横暴な人だと分かるとすぐに、母親は離婚した。 義父は彼のことを嫌った。話をした事もない。だから、母親は彼を置いて義父と2人で出かけるの拒んだ。母親は今まで以上に彼を愛した。義父はそれが気に入らなくて母親にも暴力を振るうようになった。家庭は崩壊していった。
彼が12歳になって数ヵ月後。義父は帰って来なくなった。さらにその半年後、元々病弱だった母親がこの世を旅立った。
彼の手元にはそれなりのお金が残ったが底を尽きる日は来る。彼はアルバイトもしているのだ。マンションのお金は払い終わっていたので住み続ける事になった。
その2、お互いを知りすぎている。
寄り添うように彼は私と一緒にいた。彼の見せる笑顔、優しい言葉・・・全て始めてで不器用な私は応える事ができなかった。友達に囲まれている彼と一緒にいてはいけない気がした。その気持ちは言えなくて、彼と距離を置くようにした。
彼も私もお互いの境遇・気持ち・好み。誰よりも知っている。だから、嫌い。隣人であること、同級生であること。
―離れていく消えていく紛れていく・・・行かないで1人にしないで一緒にいて
届かない追いかけても霞んでいく
気持ちは大きく膨らんで
抑えようとした気持ちは今にも溢れそうで ―
私には書けません^^: