ドラマ【チェイス】【矢部謙三】
- カテゴリ:テレビ
- 2010/04/18 01:18:52
【あらすじ】国税局に勤める春馬は、内偵を専門に行う査察官。毎日仕事に追われ、たまに家に帰ると娘に冷たくあしらわれる始末。春馬は財津の会社の脱税の捜査を始めるが、財津は脱税コンサルタントの村雲のアドバイスで、カリブ海に浮かぶタックスヘイブンのヴァージン諸島に裏金を送っていた。村雲は、元経団連会長の父を持つ斎藤が、父の財産6000億の相続税の脱税を任せる前のテストとして、手始めに財津の脱税を手伝っていたのだ。村雲は、余命半年と宣告された友人とその妻をヴァージン諸島に送り込み、ペーパーカンパニーを作ってそれを受け皿としていた。
【感想】ハゲタカを思わせるような、クセのあるキャラが出てくる経済をテーマにしたマニアックなドラマ。まあまあ面白いんだけど、専門用語や隠語が飛び交うので、ちゃんと見てないとすぐに置いてかれてしまう。回数が普通の連ドラと比べると少ないけど、濃さからしてちょうどいいね。1回1時間たっぷりあるしね。アラタはちょっと前からいろいろすごいなとは思ってたけど、大森にも匹敵する存在感があるね。大森と比べると、ちょっと爬虫類的な何を考えてるかわからない怖さを持ってて、ピンポン当時のイケメンぶりがまるで嘘のよう。癌に侵された友人の予告された死を利用し、自分に危険が迫った時、どうせ死ぬからと簡単に友人を見捨てるような態度を取る冷徹さ。とはいえ女にのめりこみそうな危なさもあったりして、クールに徹し切れてないところもある。春馬の方は、何あの娘? マジうざいんですけどー。あの年頃の娘って、お父さんが忙しいとそんなに敵意持つかなあ? 別にお母さんが病気とか育児ノイローゼとかじゃないのに、あそこまで邪険にしなくてもいいと思うんだけど。亭主元気で留守がいいって言うしさー。そんで飛行機事故があった時も、お父さんのせいだとか言うのは酷いんじゃね?って思う。もしお父さんが一緒に行ってたら、自分孤児だで。大学にも行けんで。つか、作者のキャラ設定がまずいですね。女の子の性格とか、よく知らん人が書いたんじゃないのおー? 私の父親も若い頃は出張で数週間家空けるなんてこと、しょっちゅうだったけど、それを不満に思ったことなんて全然なかったけどな。だって仕事だもの。
【あらすじ】旧ソ連軍が開発したという新型ウイルス皇帝の鼻血を、日本の暴力団が密輸しようとしているという情報が入った。矢部は関西の殺し屋・タコピンのアベケンになりすまし、その暴力団に潜入して取引の詳細を調べることになる。なんとか潜入には成功するも、早速足を洗いたがっている若頭補佐の川島を消すよう頼まれてしまう。その川島が、警察に身柄の保護を条件に、取引の情報を提供すると電話をかけてきた。
【感想】モロにブラマンのパクリですねw 皇帝の鼻血ってw しかもそんな凶悪なウィルスが、あんなちっちゃなカプセル?に入れてるなんてちょっと信じられません。しかも「これ本物か?」との問いに、「試してみればわかる」って…。刺されて死にそうになってしゃべれないのに、素振りのモーションをする川島とか、ヅラなのをバラされたくなくて引っ込む本物のアベケンとか、もうツッコミどころ満載でしたね。唯一のトリック?みたいなのは領収書でしたけど、あれもあんだけおおっぴらに臭わせたら、川島の死後の組員たちの掌を返したような応対が嘘だなってすぐわかりますし…。いやー、ほんとにコメディーですね。でもあんだけヤバい状態でも堂々とした態度を取る矢部は、単なるバカなのか度胸があるのか…。個人的には美晴に対する「おっぱい女」ていう呼び方とか、ロシア語の先生の名前がズラータとか、秋葉を菊池の前に立たせて殴り飛ばし、間接的に菊池を攻撃するとか、そういう小ネタが大好きです。ちなみにこのドラマは来月には終了。やはりトリック劇場版の宣伝用についでに作った感じですね…。