Nicotto Town


よかろうもん♪


境目がキッチリあるもんじゃなし・・・

このままの分け方が、いつまで通用するのでしょうか?
「詩」の学習で、例題に必ず出てくる(ということは本試験でも出題の可能性がある)問題に

この詩の形式はなにか?

というのがあります。
詩の形式の分類は 口語自由詩  口語定型詩
             文語自由詩  文語定型詩 の4つです。

自由詩か定型詩かというのは、わかりやすいと思うんです。
短歌、俳句に代表される決まった形式と、七五調、五七調などのリズムを整えたものが定型詩で
それ以外が自由詩。

問題は、口語と文語という分け方なんです。
教科書や参考書にある定義も、実は大きく分けて2種類あります。

 口語=話し言葉 文語=書き言葉

と書いてあるものと

 口語=今の言葉 文語=古い言葉

と書いてあるものがあるんです。

子供たちにとって、どの辺りからを古い言葉と感じるかと言うと
それこそ言葉は生き物ですから、昭和初期の作品であっても古典に出会ったのと変わらない感想を持ちます。
ところが、そのあたりの作品でも、特に古文のような文末表現などが無ければ
表記が旧仮名遣いで古くても、今では使わない言い回しであっても、口語詩に分類されます。
これでは、本当にわかりづらい。

では、話し言葉と書き言葉という分け方なら問題ないのかというと、これも怪しいんです。
なぜなら、今は、書き言葉と話し言葉の境目が、とても曖昧になってきているからです。
ネット社会の浸透によって、目の前の文字が、日常の話し言葉と同じケースが急増しています。
ちょっとした「つぶやき」までもが、文字として目の前にある・・・

この、曖昧模糊とした現状の中で、いつまで4つの分類が生き残っていくのか
正直、教えながら不安で仕方ないのです。

機械的に分けるのではなく、ひとつひとつの作品の表現の特徴として味わうのが1番正しいのはハッキリしているんですが
それでは、系統だった学習にはならないんですよねぇ・・・・
受験対応にも、適さなくなるし・・・・

悩みは尽きません。

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2010/04/24 15:46
>黒猫手毬さん
ネットの浸透で、言葉の変化に拍車がかかっているのは事実でしょうねぇ。
私も、ここのブログにしてもチャットにしても、同年代との普通の会話とも違う
不思議な味わいの話し言葉になっています。

思わぬ言葉が、ネットで広がって復活するって現象も、この先あるかもしれませんが
新語が量産されているのも確かです。
情報の共有が、テレビニュースや新聞などからのものよりも
ずっと速い上に、確かな論調ではないのに、一定の意図を隠し持っている・・・
危うさと自由さと、いろんな要素を抱えた新環境の中で、言葉の姿もうねりながら変わっていきます。

>おおくま ねこさん
夏目漱石が境目にあたることを、充分に理解していらっしゃるのなら
文学的素養は、素晴らしいと思いますが?w

近代文学は、明治に試行錯誤を重ねて落ち着いてきたものですからね。
漱石の功績は、叙勲に値する偉業だと思います。

古典だって、現代国語で読解力をつけてから読めば、主題は簡単につかめますから
あまり苦手意識を持つ必要は無いんですが・・・・

鑑賞を楽しくするために、解釈ができるようになるというのが
国語の学習の基本なんですけど、そこが置き去りの感は否めません。
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2010/04/24 15:32
>KINACOちゃま
ああ、そのNHKの番組、どうやら、かなりディープな国語学の内容も入っているという噂を聞いて
見ておけばよかったと思っています。
お笑い番組に席捲されたテレビも、流行の安易なクイズ形式ではない教養番組が
民放も含めて増えてくれると、少しは変わってくる気がしますけどね・・・

方言には、古い言葉が沢山残っていますよね。
都から、遠くへゆっくり伝わった言葉が、地方の壁の中に守られて
変わりなく息づいています。
文化や生活習慣もね。便利にだけ走るよりも、意外と理にかなってたりしますよね^^

>仏躇斬込隊長殿
日本語に限らず、言葉は生きていますよね。
日本の義務教育で、昔ながらの教科書で教えられている英語は
既に古典だったりして~w

>Lolaさん
そそ、教科書検定で見直さなきゃいけないことは、そういうところなんですけどねぇ。
実態は、ただの検閲・・・
世の中の変化に即して、正しい内容を教えて欲しいですよね。
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2010/04/24 07:52
詩は文学的素養がないので、苦手なジャンルです(汗)。

じっさい、楽しめれば良いじゃないか!と言いたくなりますが、詩作のお作法を知っているのと知らないのでは、出来上がった物が違ってくるのも確かかも……


文語と口語……
たしかに、最近はたとえばこのコメントもですが、文章でありながら、文体は話し言葉ですよね。
話し言葉=口語、書き言葉=文語という分類は成り立ちにくくなってますね。
文語って言われると、私でも夏目漱石より前の作品のイメージだものなぁ~
でもって、私にとっては古典並みに苦手な世界だ(汗)。
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2010/04/23 17:50
確かにネットでは、自分も書き散らかしています^^;
ちゃんとした言葉を使ったり、調べたりすると、スピードに追い付けないのです。
それは、自分の基礎が弱いという証にしか過ぎませんが^^;;

ネットは情報社会、情報は速さですもんね。
言葉がこれに乗ってしまった。多用されると認知度も高くなる。
ああ。。難しいですね。

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2010/04/23 14:49
わ~ん(;><)漢字がいっぱいで分かんないぉ(;><)な気分にw
日本語の教科書が古いと使われなくなっている言葉を習得してしまいます。

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2010/04/23 13:57
言葉は変化しますものね。
英語でも三単現のSは近い将来消えていく…かも…なんて番組を見ました。
実際に使わなくなっている子供たちもいるとか。
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2010/04/23 12:22
とせんなか。。。って田舎で言うんですよ。
漢字にすると「徒然」なんですよ。
おもしろいもんです、方言の中には、なかなか味わい深い言葉がある。
田舎は「うつくしい」を多様します。
「うつくしゅうでけとる」
これも今の美しくの使い方ではなく、古典で言う所の「めでたく」「うつくしく」
に似ています。

NHK の言葉の時間みたいのありましょ?
あれかなり面白いですよね!



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