政府の発表した高速道路の新料金体系に、小沢さんが反対したとかしないとか。
鳩山さんが、じゃあ見直そうと言ったとか言わないとか。
前原さんが、せっかく自分の作った案を見直すのはやだ、とゴネたとかゴネないとか。

いつもながらに、この民主党政権は、何につけても右往左往する。
大事な政策なら、もう少し、党の中くらい意見をまとめてから発表したらよさそうなもんだが…。

それはともかく、高速道路にしても、普天間にしても、どうしてもう少し長期にわたるプランを作らないんだろう。高速道路なら、無料化が最終目標のはずだから、今はこうでも、段階的に値下げしていって、一年後には無料にする、と目に見えるプランがあれば、一時的に一部が値上がりになったとしても、国民は納得するんじゃないだろうか。

普天間にしても、一体、この政府は基地の存在自体をどう考えているのか。将来的には全面撤退を求めるのか、それとも、現在の状態を維持して、共存を目指すのか…。
将来の全体像を見せずして、目の前の問題にだけとらわれて、右往左往して、いっぱいいっぱいになっている姿は、愚かとしかいいようがない。

普天間とか、八つ場ダムとか、象徴的なものにとらわれすぎないで、一昔前の表現で言えば、骨太の方針みたいなものをしっかりすえて、個別のことは、その方針に沿って粛々と進めていくようにしないと、この政権、くだらないことが命取りになって、沈没してしまいそうである。

長くなった。やれやれ。