遠くて近い友達
- カテゴリ:友人
- 2010/04/24 21:40:28
今日は午後ぐらいから
少し疲れがみえはじめ
この時間にはぐったりしてきて
もう、パソコンをおこさずに寝ようとおもっていたけど
ふと メールチェックをしたほうがいい、という
心の声に動かされて
「受信」をクリック
そうしたら
ワシントン州の田舎に住む友達からのメール
わたしより少し年上で
だけど、いろんなところで共通点があって。
出会ったのは10年前 あるアメリカのインターネット掲示板
そのころは まさか こんなに親しくなるとは
思ってもいなかった
私の書き込みを 彼女はずっと見ていて
2年ぐらいして、はじめて直接話しかけてきた
「花育て」の日記にも書いたように
彼女との交流は ほんとうに 慎重に、慎重に
丁寧に 積み重ねてきたもの。
痛みの多い人生を送ってきた彼女は
のちに私にこういった
「私は過去の経験から、人をなかなか信頼することができない」と。
最初の頃の印象は、「正論は言うけど、なぜこんなに このひとは
きついことを十代の女の子たちに言うんだろう」
「なにを怒ってばかりいるんだろう」
だったのだけど、それにはちゃんと理由があったのを
後から知った。
何度か ひとこと、言おうか、と思いながら
クリック送信 の直前で思いとどまり
後から振り返って、それは 本当によかったのだ。
少しずつ私を信頼するようになってくれて
いろいろ話をするようになり
やがて クリスマスカードやちょっとしたプレゼントもやりとりしたり。
そうしてこの数年は お互いの人生で つらくてならないときにも
お互いがいることで 何もできなくても、
ただ、窮状を知っていて 祈ってくれると知っているだけで
また乗り越える力も相互にあたえあってきて
今や、なくてはならない存在になった。
お互い 電話での声と写真は知っているけど
こんなに遠くて でも 心はこんなに近い
そんな友達。
赤毛のアンが好きだという彼女は
わたしを彼女のダイアナ、と思ってくれている。
kindred spiritという言葉も
私たちの関係を表現する彼女から聞いて知った。
心や感じ方も似ている私たち
身体の不調や抵抗力が弱いことも似ていて
彼女もちょうど今、不調だから
あまり書けないけど、と言いつつ
ちょっとでも書きたくて5,6行のメール
インターネットは確かに世界の距離を縮めたね
エアメールの時代はどうがんばっても1週間はかかってたものね
体調はすぐれなかったけど、気にかけている友達から
久々の短いメールで 素敵な土曜の夜になりました
そう、インターネットならではの即時性
やっぱりちょっと どこでもドアみたいですね(^^)
ひろい地球のどこか 思いがけないところにも
自分と同じ魂をもった人がいるの
なんだか とっても ふしぎです