Nicotto Town


ひまわり畑を眺める一匹猫


野球選手の光と影

木村拓也という野球選手がいた。
決して派手な選手ではなかったが、走・攻・守が揃った素晴らしい選手だった。
いつもチームの勝利を優先に考える、バイプレイヤーだった。
残念ながら私の応援する東京スワローズとは縁が無く、在籍するに至らなかった。

彼は最初ファイターズに所属した。
ファイターズでは鳴かず飛ばずで、その後広島カープに拾われた。
私が彼を知ったのは、カープで頭角を現してからだった。
捕手出身の彼は、ユーティリティープレイヤーとして広島の地でブレークした。
投手以外は何処でも守れる、足が速く肩も強い。
そしてスイッチヒッターにも挑戦。
相手投手によって左右どちらのバッターボックスにも立った。
すごいヤツがいたもんだなと、私は思った。

ところが、マーティ・ブラウン新監督が就任するとチームは一変した。
若手重視の選手起用により、デビュー10年目でブレークした彼は若手とは言えない年齢になってしまっていた。
そしてついには控えとしてベンチにいる事すら許されずに、2軍暮らしへと追いやられていった。
ついに彼は出場機会を求めて、球団にトレードの要請を出す事になる。
しかし、彼の思惑は大きく狂ってしまうことになるのだ。

彼のトレード先に決まった球団は、なんとあの讀賣球団だった。
出場機会を求めてのトレード志願のはずが、カープよりも選手が揃っている球団に行く羽目になってしまった。

FA権を取得してもカープに残った木村拓也。
東京に行く事になっても家族を広島に残し単身赴任した木村拓也。
彼が本当に愛したチームは、任意引退寸前の自分を拾い、育て、ファンからも暖かい声援を得る事が出来た広島カープだったのではないだろうか?

讀賣球団移籍後の彼は、周知の通り。
故障選手の穴を埋め、自分の力で見事にレギュラーの座を勝ち得た。
昨年引退後は、原監督からコーチ就任の要請を受け、1軍コーチとして讀賣球団に残った。
そして悲劇が起こった。

先日の追悼試合。
讀賣対広島カープ。
彼の幼い息子さんが、讀賣チームの彼のユニホームで始球式を行った。
これは私の推測に過ぎないのだが・・・

本当は赤いユニホームを着せたかったんじゃないかな?

そしてもうひとつ言える事は、縁もゆかりも無いチームのファンである私が、こんな事をブログに書くのはお門違いという事。

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2010/04/28 19:41
きなしゃん
うむ、なんかね、彼が死してなお利用されているような気がして、気持ちわりーんだ。
でもですよ、讀賣がプロ野球を繁栄させてくれた功労者である事は確かなんだ。
その点は私は感謝したい。
正力氏は日本にスポーツ文化を根付かせた人だと、私は思ってる。
でも、いい加減その讀賣におんぶ抱っこしてちゃイカンのよ。
讀賣戦流しとけば寝てても20%取れる時代なんか、とっくに終わってるのに。
あの老人を含めて、讀賣という名は幽霊になってるって早い所気付かなければ
恐らくプロ野球は終わっちゃうと思う。

そそ、亀ナントカね。
TB〇の罪は重いと思います。
それとJBCも反省してもらわんと困る。
アレを長い事許していたわけだから。
亀兄が何ゆえライトフライ級の王座決定戦に出れたのか?
あるいはその相手が前までミニマムで戦っていたランダエダという選手なのか?
疑問だらけのタイトルマッチ。
しかもその試合でダウンを喫し、試合終了間際もダウン寸前までにさせられた亀兄は判定勝ち。
また、防衛戦で同じ相手にアウトボクシングで勝った後、他の強豪の挑戦を受けずに階級を変えたいといって王座返上。
これで世界を制したと言えるかい?
まぁ、マッチメイクする方も苦労しただろうなぁと。
結局は全盛期を過ぎたポンサクにボコられた訳で、まぁメッキが剥がれてきたんだろう。
トカちゃんが預かるって言ってるらしいけど、日本タイトルからだって言ってますね。
それがええと思います。
あぁ、長く書いてしまった。
どうしてくれる!
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2010/04/28 19:07
小さい身体のあの方が、ほんとにね。。。
そうなんだよね。。。全てが読売中心で、なんだかなぁ。。。
テレビが絡むとね、とくに視聴率ってのがね、クセモンだ。。。鼻につくときが多いわ。

操作ね、それを思ったのは亀ナントカ兄弟のときね。
あれがいいとモテはやす品の無さ、どうにも我慢出来なかった。
辰吉はね、違ったわ。なによりもクレバーだった。
ボクシングがね、彼を成長させたし。
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2010/04/28 18:55
魔女さん
そうっすかぁ、ご主人も仰ってましたか。
特に讀賣チームはカープを完膚なきまでにコテンパンにしちゃいましたしねぇ・・・。
特に谷選手の逆転満塁ホームランのコメントは「タクヤが打たせてくれた」ってのはねぇ。
カープのナインもファンも、彼への想いはあったはずなんですが、全て蔑ろって感じに思えてなりません。

確かにプロスポーツは興行なんですけど、マスコミが売るものを操作しちゃイカン気がします。
買う側(ファン)がそれぞれの想いがあるわけで、それに対して平等に公平の伝える義務があります。
特に12球団一不人気球団を応援する私にとっては、歯がゆさを通り越して怒りさえ覚えるのです。
だからこの件に関しても敏感になってしまうんですよねぇ・・・。
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2010/04/28 09:27
それね、家のダンナも言ってた。
どっちにとっても、選手一人一人にとっては、思いがこもった弔い合戦だったでしょうねぇ。

プロスポーツというのは、興行としての面が大きいから
選手も、スポーツマンと言うより、商品価値を重視されがちですからね。
好きだから選んだ仕事が、好きだけでは厳しい世界になってくる息苦しさって
かなり切実な気がします。

それにしても、早かったですねぇ・・・
ファンでなくても、しんみりしてしまいました。
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2010/04/27 10:55
黒猫手毬さん
本当にねぇ、早すぎました。
彼よりも年上の現役選手は、まだたくさんいますからね。

スワローズのOBで、高野という投手がいました。
彼なんかも引退後に仕事が無く、とうとう身を投げてしまいました。
運よく球団のフロンと入りやコーチとしてチームに残れるような選手は、本当に一握りです。
その他、人気や知名度があれば解説者やタレントとして生きてゆける。
それもまた一握りなんです。
そう言えば、元讀賣球団の条辺という投手は若くして怪我で引退し、現在は都内でうどん屋を始めたそうです。
結構繁盛しているようです。
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2010/04/26 21:57
若すぎた。。という一言ですね。

御子息が始球式を行ったところだけ観ました。

母は涙なしには見られなかったようです。
わたしは。。。。やっぱり演出だろうなぁという気がね^^;

それよりもプロのスポーツ選手、それだけで一生食べていけるなんて人は
ほんの一握りです。
二軍の人も多いしね。みんなその後をどう生きるのかなぁ。
甘くないですもんね。
そのあたりの切なさを感じました。
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2010/04/26 21:11
明日風夢中姫さん
残念ながら、私は泣く事ができませんでした。
何となく主催者側の演出が見え隠れしてしまいまして。
本当はカープの選手の中にも、彼に対して様々な想いがあったはず。
その部分が全然ふたをされてしまっていた様に思うんです。
それが残念でなりません。
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2010/04/26 18:21
あの始球式は涙なしでは見れませんでした・・・
きっと、お父様の後を追ってプロ野球入りするのではないでしょうか。



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