Nicotto Town



内心八雲    №1 第1理科室。


  
     なぜこの学校を選んでしまったんだろう。


            ~恋する乙女は情緒不安定~
                     ―№1 気にいらねェ。―


  やばい!!遅刻だ!!
  転校初日から遅刻ってどうよ!!?

  昴はダッシュで寮の部屋を出た。
  

   
   「・・・はぁ!!?」
   学校の門の前で立ち止まった。
   それもそのはず。

   大き過ぎるのだ。
   学校が。

   「これはないでしょ!!??あたしの教室どこよ!!?」

   「・・・お前誰?」

   「!!??」

   そこに居たのは全く知らない同じ制服を着た男子。

   「いや・・転校して来て・・・」
   「転校・・?あ~。お前があの皐月川昴?」
   ・・・・。
    .  .
      あの?
   「え・・そうですけど・・・(あの)って・・何が(あの)なんですか?」
   「あぁ、おまえだろ?あの絵。」
   
   その男は学校の校門をくぐりながら学校の正面口を指差した。
   
   「え?・・・はぁ!!!??」
   
   そこには、自分の描いた絵画が飾ってあったのだ。
   そんなに大きくもない絵なのだが、正面口なんかに飾ると
   嫌でも目に入ってくる。

   「な・・・なんであんの?あれって展示会場にあったんじゃ・・」
   「は?展示会なんかもう終わっただろ?だからあんじゃねぇか。」
   
   あ・・あたしそんなに上手くないし・・・と昴は顔をしかめる。
   しかし、彼女がこの学校に入ったのはこの絵がコンクールで
   優秀作品に選ばれ、推薦で入れると決まったからだ。

   「まぁいいんじゃねぇの?下手でもないんだから。」
   「あの、今聞くのってどうかと思いますがあなた名前は・・・?」
   「槻唄要。今2学年。ってかお前授業大丈夫なのか?」(つきうたかなめ
   「へぇ~そうなんですか~ってあ~!!!!!」  
   「はぁ・・転校そうそう遅刻は無いわな。来いよ。」

   槻唄 要と名乗る1つ上の先輩に腕を掴まれて、そのまま昴は
   引きずられるうようにしながら走った。

   「っちょ・・!!何処行くの!!?」
   「お前クラスは??」
   
   自分の質問に答えない要に少し不機嫌になりながらも
   今は要に任せようと要の質問に答えた。

   「えっと・・・4組Aです。」
   「1年4組A・・・って事は次は理科か!!」 
   「え?ってかちょ・・足速いから!!」
   「しらねェよ。」

   要はそんな昴にはお構いなしに階段を上ったり廊下を走ったり。
   無駄に広い学校を走った。
   
   「はい~到着~。」
   「え?」

   走るのがあまり得意ではない昴は息を切らせながら
   前の教室に目を向けた。
   
   「第1理科室。んじゃ。俺も授業あっから。」
   「え・・あ!ありがとッッ!」
   「これで貸し1な。」
   
   不敵な笑顔を見せた要はそのまま自分の授業のある教室に向かう。
   (授業あるのにつれてきてくれたんだ・・・)
   要の良心にグッときながらもその背中を見つめていた。
   
   「・・・は?」

   要はそのまま第3理科室の前で立ち止まった。

   「おっ!槻唄~!サボりかと思ったじゃねぇか!!」
   「お~。そんな訳ねぇだろが。」
    
   クラスの友達としゃべりながら第3理科室に入って行ったのを見て昴は、
  
   「うわぁ~・・騙された・・・。」

   一瞬でも要を良い奴だと思った事に心底後悔した。
   昴が教室に入ると、クラスの人がわッと集まってきた。

   「え!?転校生!!?そんなの先生言ってなかったし~!!」
   「おい!!あれ転校生だってよ!!」
   「へぇ~!!」

   みんなが次々に喋るため、誰が何を言ってるのか分からない。
   そのうち一人の女子が昴に近づいてきた。

   「あなたが皐月川さん!!??あたし夜神嵐!!よろしくね!!」(やがみあらし

   嵐はにっこりほほ笑んだ。
   昴はそれに応えるように微笑みかえした。

   「あたし昴 よろしく」
 
   いきなり飛びこんできたので正直笑ってなんかいられなかったが
   「とりあえず精神」でとりあえず笑った。

   

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2010/05/05 01:46
続きが気になるので、読ませてもらうね(*^_^*)
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2010/05/05 00:26
wwwwwwwwwwwやばすwwwこれ呼んでまーちゃんのファンになったわb

文の才能絶対あるよねwwwwwwwwすごいョwwww
我も別のところでオリジーの小説書かせてもらってるど文が滅茶苦茶b←
もはやあれは日本語じゃないネ←(ぇ
我も、もはや日本人じゃないのかも・・・あ、人間でもないのかも・・・((笑
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2010/05/04 23:56
めっちゃ本格的ですごいよ~><
続き気になるわwww



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