量が問題か
- カテゴリ:テレビ
- 2010/05/05 19:54:01
「トリック・スペシャル」を再放送していた。
そのなかに
「注射器で血管に空気を入れることで、心不全に見せかける」
というトリックが在った。
心臓の血管が空気で塞がると、心筋梗塞のようになって死ぬ、というものだ。
でもこれ、そんなにうまくいくかな?
実は僕、昔、血管に空気を注入された経験がある。
扁桃腺が腫れた時に、手術はしなかったけど、抗生薬の点滴治療で入院したことがある。
食事ができないので、全て点滴。
そのとき、点滴のチューブにかなりの空気が残ったまま、チューブを接続された。
そして、見る間に体の中へ入っていった。。。。。。。。
これ、よほどの量でない限り、平気なんだそうだ。
少なくとも、僕は生きている。
どのくらいの時間か知らないが、ほっておけば、血液に吸収されて消えてしまう。
血管に気泡が入ることで死亡する現象として、潜水病がある。
そのために、血管に気泡が入ることは致命的だと思っている人が多い。
けれども、潜水病と、注射器では、かなり条件が違う。
どう違うか解説しても良いのだけれど、僕は専門家ではないので、証明できない。
だから、書くのはやめておく。
とりあえず、潜水病の場合は、脳の細かい血管の中にも気泡ができるので、「脳梗塞のような状態になる」とだけ書いておく。
静脈注射で人を殺すには、かなり大量の空気が必要だ。
数ミリリットルではまだ大丈夫。