『国盗り物語』と新資料
- カテゴリ:小説/詩
- 2009/02/06 09:49:33
司馬遼太郎さんの『国盗り物語』は美濃の斎藤道三が主人公ですよね。
『国盗り物語』の斎藤道三編は、1965年に刊行されているんですが、
どういう内容かと言うと
「妙覚寺の法漣房は、松波庄九郎と名乗り、天下の主となる夢を持って寺を出ると、京の油屋・奈良屋をのっとり、莫大な資産を獲得した。
だが天下取りの野望を捨てない彼は美濃にくだり、土岐頼芸に仕える。
かつては「知恵第一の法蓮房」と呼ばれた庄九郎は、策謀の限りを尽くして頼芸を追い出し、美濃を手中に入れる。
名前がころころ変わる庄九郎は、出家して斎藤道三と名乗った。」
それで、1973年に「六角承禎条書」のいう文書が発見されたんです。
それによると、「義龍の祖父新左衛門尉は・・・京都妙覚寺で僧侶をしていたが、還俗して西村姓を名乗り、土岐氏の家臣の長井氏に仕えた」と書かれていました。
義龍の父が道三です。
この「新左衛門尉」が『国盗り物語』では「松波庄九郎」なわけですね。
つまり、どういうことか、というと、還俗して油商人から身を起こした道三が、一代で美濃一国の主に成り上がったという俗説は、実は親子2代の分が道三1人のものとされていたんですね!
司馬遼太郎さんは、この資料は見ないで『国盗り物語』を書いた訳ですが、
新資料が発見された1973年というと、『坂の上の雲』より後ですもんね。
この新資料を見て、司馬さんが何て言ったか、興味ありますね。
え、35年前で新資料って? と言った人、手を上げて。
いやいや、歴史というものは百年、二百年という単位で考えないといけないんです!
私も漢字検定とか勉強し直したほうがいいかもしれません。
まりりんさん、新九郎、おお伊勢新九郎ですね! なかなか、するどい! おみそれしました。
斉藤道三が新九郎に改名するのは、土岐頼芸を追い出した後ですから、かなり後のほうだと思います。
『国盗り物語』は、昔、2度ばかし読んだんですが、最近は読んでないので、ちょっと細かいところは忘れてますね(汗)
氷室冴子さん、まだ51歳とお若いのに、もったいないですよね! まだ、これから、の年ですのにね。
宮部みゆきさんは、けっこうゲームマニアらしいですね。作品からは想像つきませんよね。
椎名誠さんの作品は、一時は夢中で読んだことありました。椎名誠さんの奥さんも、何冊か本をお出しになってらっしゃるんですよね。チベットの旅行記とか、花の本とか。
『国盗り物語』では たしかに斉藤道三の名前になるのって、かなり後になってからなので、庄九郎で長い間お話がすすむんでしたっけ?どこかで新九郎にかわったような気がしますが、新九郎っていうと北条早雲とダブっちゃうから印象にないのでしょうか。
また、『国盗り物語』って斎藤道三編と織田信長編に分かれてますが、後半は信長より光秀のほうが主役っぽいような気がしました。
『坂の上の雲』はTV化されるそうで、ちょっと気になりますね。すいぶん昔TBSで作成した『関が原』のDVD持ってます。この配役が絶妙でしたよね。
お話ズレちゃうんですが、わたしの好きな作家さんで、binoさんと同じなのは、
司馬遼太郎さん
宮部みゆきさん
氷室冴子さん(去年お亡くなりになったんでした 残念です)
椎名誠さん
です
この方たちのお話でしたら、少しはついてけるかもしれないです(ごめんなさい、司馬遼 街道を行くシリーズは読んでません)。
勝手なことばっか書いてすみませんでした。。。
漢字がたくさんでてくる~><
35年前でも新資料になっちゃうんですね~^c^!!!