早く
- カテゴリ:仕事
- 2010/05/08 13:57:54
着物を仕立てる仕事で独立したい(切望)
せっかく縫えるのに。
ご縁が。。。
あれば。。。
喜んで。
仕立てだけで食べられないので別の仕事で生きてます。。。
現状は、仕立て代金は値切られて。
結局安い外国産の既製品に流れる日本人。
浴衣の既製品が5000円以下なんて。
実際に布から作ったら布のお値段にしかなりません。
1m、980円の布で。
約6mくらいの長さが必要になるってこと。
布幅が120cmあれば、5m以下で足りることもあるが。
布だけで5000円を超える理由は、納得していただけましたでしょうか。
着物ブームといわれてますが。
結局着物は一部の人たちがホクホクな世界に変わらないという現状。
その蔭で、泣く人たちもいるとうこと。
安く売るには、経費削減。
加工する人たちが泣くわけです。
縫う人だけではありません。
機織する人も。
染物をする人も。
安い金額で加工が出来ないなら。
海外に持っていってすべて作ってしまったほうが安上がり。
そちらの業界の方々からは非難をあびる筋合いはありません。
だって呉服店にも勤務したことありますから。
着物を仕立てる経験があるから、仕立て上がりの着物の検品とかやりました。
私が仕立てるなら、ありえない雑な仕立ての数々。
1級和裁師の仕事とは思えないものもかなりありました。
仕立て上がり品が汚れていることも。
(外国に仕立てを出す場合があり、そこで現地の人が仕立てたものは、特に。)
↑
安く経費を上げて、安く売るには。
こういうからくりがあります。
私は、和裁師としての資格は、3級です。
でも、着物を縫う仕事が入ったらきっちりお仕立てさせていただいてました。
縫うスピードが遅いだけで、2級は落ちました。
1級和裁師め。
一般人をなめてやがる。。。それで金はきっちりもらうのか。。。
ちょっと怒りが。。。
呉服店勤務。
売り上げノルマとか、ないって面接では言っといて、実際は課せられて。
商品について、新作のものの勉強もありますが。
いかに買う気のない人を買う気にさせるか。
そういう朝礼を毎朝やってました。
気持ち悪かったです。詐欺っぽくて。
呉服、着物店の大手企業ほど、そういう傾向にあるようです。
展示会の会場に間違って入り込んでしまい、囲まれて出口を教えてもらえなかった。
そういう経験もあります。
(ちなみに現在ものうのうと全国展開している大手の着物店です)
今の日本では、着物を着なくても生活できちゃいます。
でも、民族衣装ですよ?
着付けの業界も、呉服と癒着しているところがあるので注意。
無料着付け教室といって人を集めて、実際は展示会をして着物を買わせる。
そういうやり方をしているところもあります。
呉服業界が、すべてとは言いませんが。
かなりブラックな部分があることを心に留めていただきたく。
長々と書いてしまった次第です。
関係者の方々、自分の胸に手を当てて、よくお考えください。
企業で商品開発の企画をやるときに、ほとんどの人は「どうしたら儲かるか?」から考えます。
そうすると詐欺みたいな企画しか出てきません。
いかに、価値の高いもの、心からほしい!と思ってもらえるようなものを作るかというのが重要ですね。
そして、設けから考えた企画は、だいたい真似されて、コスト競争にさらされて儲かりません。
似たような話だと思いました。