握った手
- カテゴリ:自作小説
- 2010/05/09 11:23:05
彼がノックをして私の部屋に入ってくる
「酔っていないか」
「はい」
そう応えたが『酔う』という事が分からない
「そろそろ夕食の時間だ。何か食べたいものはあるか?」
私は少し驚いた
こんな事を訊かれたのは初めてだった
食べる前に彼が教えてくれた料理の名前が頭の中で渦巻く
一番美味しかったものを応えよう
一番美味しかったのは・・・・・・
「ビーフシチューが食べたいです」
「そうか。」
彼は笑みを浮かべる
何が嬉しいのだろう
小首を傾げると
「私もそれが食べたい気分だったのさ」
そういうと彼は
夕食に遅れないように
と言い残して立ち去る
私はというと呆然としていた
あんなに喜んでいる
不思議
人は食べたいものが一緒だっただけで
嬉しいのか
笑わないあの人が笑みを浮かべるほどに
分からない
私は
嬉しいの?
私も
そうだった事があるの?
続きも頑張ります。。。
では、感想を述べさせて頂きます(*´∀`*)
とっても、やわらかい感じのする文章でした!
句読点が無いせいなのか、とても詩的な響きがあるなぁと思います。
それと、主人公の正体が気になります(`・ω・´)
続きが完成しましたら、報告宜しくお願いします^^
続きがとっても気になります(´・ω・`)