Nicotto Town



熱いトタン屋根の上の猫 本&映画


やーっとビデオの
「熱いトタン屋根の上の猫」を見る。

本で読んだ直後にBSでやるもんだから録画していたのだ。

タイトルは有名な割に話は知らない。知ってる人は知ってる、知らない人は知らない名作。
私も今回 読んでみて初めて内容を知る。

原作あらすじ

大地主かつ大富豪の父親の誕生日を祝うため
長男と次男、2組の夫婦が帰郷。ヒロインは次男の嫁マギー
しかし、父親は実は末期ガン
長男夫婦は結託して父親のご機嫌取り、かつ次男夫婦をあざ笑う
対してヒロインと夫の夫婦関係は破綻、夫は無職のアル中
でも、貧乏はイヤかつ、まだ夫を愛しているヒロインは必死で体裁を繕う。
でも、夫はヒロインを無視、毛嫌いする。《不仲の原因が実に深刻)
父親は実は次男とヒロインのほうがお気に入り、
最終的にヒロインがとった手段は周囲に「妊娠したの」と大ウソをつく。

ダメだ。テネシー・ウィリアムス!!!
人生の真実かもしれんが、希望皆無
一介の読者の気楽さから偉大な劇作家に思いっきりツッコミ
破滅するヒロインの物語と読むのは違うのかな。

映画のほうは やや見やすい。
前半、姑&義姉にヒロインがいびられても
「エリザベス・テーラーって美人やな~」( ̄▽ ̄)と見ていられる。
メイクなんか今じゃ流行らないけどやっぱりテーラーって美人。
で、後半が大きく違う。
ヒステリーな義姉を除いて皆がヒロインの味方、夫婦の愛が再燃
あ、
でもこのパターン
ギャーギャーうるさいヒステリー女にいじめられるヒロインを周囲が味方になってハッピーエンドって同時代のハリウッド映画で見たことある。うーーんアメリカ人好みのハッピーエンドなのね。

結論、どっちもそれぞれ面白かった。

アバター
2010/05/13 15:16
ごめんなさい。
「熱いトタン屋根の猫」ではなく、「雨のニューオリンズ」でした。

一番美しく悲しい物語は「ガラスの動物園」だと言われています。

子供の頃に観たので、内容は全く分かりませんでした^^;
が、なんていうかあのムードに惹かれたのです。

ニューオリンズ、南部の田舎、排他的で進歩から取り残されているのに
お祭り騒ぎのような場所があって、その他は闇ばかり。
テネシー・ウィリアムズが生まれ育った時代は
偏見も強く、古典的な価値観が重視されていたんだろうなぁ。

その中で、ゲイでもあった彼は、心を病む姉をも救うことができず
劇作家としては成功するものの、
心の深い闇に呑み込まれていったのかもしれません。

繊細で、希望が微かに見えてくるけど、
打ち砕かれる。
まま、確かに現実はそうだってことも多いです^^;

暗いですよねぇ。
でも、やがて普遍的になるであろう鬱屈した孤独を
あぶり出していたんですね。

今じゃ、ある意味で古典となってしまった感があります。

大人になった方が、良く味わえるだろうなぁと
再読してみようかとニューオリンズに行って以来15年ずっと思い続けています。
おい。。^^;
アバター
2010/05/11 18:11
私も内容全然知らない人間の一人です。
・・・でも読まない気がする(笑)
アバター
2010/05/11 17:44
逆パターンも
ありですね^^
アバター
2010/05/10 22:43
テネシー・ウィリアムズは昔「欲望という名の列車」を本読んで映画も見たけど。
あたしが若すぎたからかしら。
全くもって受けつけませんでしたwww
小田島訳が難解なのかなぁ。
もう一度読んでみようかしらん。



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