Nicotto Town


じぇんとるの日常~思考回路図~


記憶の中の…。

今日は近所に住んでたおばちゃんの法事でした。

私が生まれた頃から親しくしてた、実母の友達、みたいな存在で。

実母より、少し歳は下だけど、何でもハキハキ言っちゃう性格のせいか、

実母とは気が合ってたようで…。

よく、「ちょっと、おる~?」ってドアをガラガラ開けて入ってきてたおばちゃんw

パチンコが大好きで、特に海物語の新台が入るって聞いた日には、

私に、「ほら、気合い入れて並びに行くで!」って誘いに来るという。(笑)

とても元気なおばちゃんで、ハイキングとかが大好きで。

山や植物園に、しょっちゅう夫婦で出掛けたりもしてたし、

私がインドア派なもんだから、ことあるごとに、

「いい若いもんが、家の中ばっかりに引きこもらない!」と、

海の方まで、めちゃくちゃ速度の速い散歩に連れて行かれたりと、

ちょっと、おせっかいだけど憎めないおばちゃんで。

そんな元気だったおばちゃんが、三年前の初夏、いきなり、

「お腹が変に痛い…これ、ちょっとヤバそうやわ;」と言い出して。

前から、腰はよく痛くなってたみたいで、でも仕事してたら忘れてて、

ちょうど仕事も辞めて、これからは少し遊んで趣味をエンジョイする、と、

言ってた矢先の出来事で。ひとまず、大きな病院へ。

最初の病院では、異常なし、とか言われたけど、やっぱり痛くて我慢できない。

もっと大きな病院で、詳しく調べると、軽く「すい臓がんですね。」と。

あまりにも、そっけない言い方だったらしく…茫然。

何だか、検査前も、おばちゃん、いやにネガティブな想像ばかりで。

私は、本当に結果が出るまで、信じてなかった。

その結果を聞いても、「え?ウソやろ???」って感じで。

どう考えても、この私ではとても追いつけない速度で歩くおばちゃん、

そして、そのまま一時間ほどの軽いジョギング(?)の後でも、

うちの暴走チビと同じテンションで遊べるおばちゃん。

どこをどう見ても元気で、信じろという方が無理な話だった。。。

結局、余命半年と宣告されたけど…実際には10か月ほどだったのかな。

しかし元気なほど進行が早いって酷なもんだよね。

桜も、やけにいっぱい見たし…食べる物も、人よりたくさん食べた。

家の中も片付けて、たくさんのおばちゃんのパンツが私に贈られたw

痛みを少しでも忘れられるからって、パチンコも一日中、毎日のようにした。

病院の窓は、飛び降り防止のために全部開かないようになってるとか、

何度手術しても腹水がたまって、重くて眠れなくなっていったりとか、

最後、本当に寝たきりになるまで、チビともよく遊んでくれた。

アイスや水さえも、最終的にむせながら、口に入れていたおばちゃん。

今は、安らかに眠れているかな?

遺影を見ると、元気な頃は、こんなに肉がついていたんだな、と、

ちょっと驚いたけど…私の中では、笑ってるおばちゃんの姿だけだから。

たまには私にとりついて、一緒に海でも打ちに行こうよ!w




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