ドラマ【怪物くん】【新参者】
- カテゴリ:テレビ
- 2010/05/11 00:12:27
【あらすじ】怪物くんご一行は、ウタコたちと一緒に墓参りに行くが、その帰りに調子に乗って手を伸ばしてお供えのリンゴを取ったのを、墓の掃除をしていたフミという老女に見られてしまう。フミは黙っている代わりに、自分の家族になれと言い、怪物くんを譲次と呼び、ついてきてしまう。仕方なく怪物くんたちはウタコたちのアパートに連れて行くが、フミは野菜ばかり使った料理を作ったり、皆に掃除をさせたり、何かというとすぐ目くじらを立てて、我が物顔。そしてカレーをウタコと一緒に作ったのはいいが、食べる前に怪物くんのカレーに生卵をかけたことで、怪物くんはついに爆発。フミも怒って出て行ってしまう。
【感想】今回のテーマは老人。ということで、日本の高齢化社会の問題を思わせる内容でした。でも堅っ苦しい筋書きではなく、お年寄りの1人1人に歴史があり、悪いとこもあればいいとこもあり、大切にしようという腫れ物に触るような意識で接するのではなく、普通に家族として接していればいいんだみたいな、噛み砕いた内容でしたね。佐々木すみ江はこういうこうるさいばあさんを演らせると最高だね。しかもあっさり死んでしまうとは思いませんでした。これじゃあ怪物くんたちもショックだよなぁ。もう一波乱あると踏んだんだが、生き返りませんでした。さすがに怪物くんでも一度死んだ人間を生き返らせるのは無理か…。相変わらず「俺のお年寄り」とか「わしでも殴ったことがないのに」とか、フランケンの食事スタイルが充電だったりとか、小ネタがきいてますね。フミが死んで暗くなりがちなラストも、ウタコが怪物くんのカレーにタマゴを2個入れることで、明るい方向に修正できていたし。展開もスピーディーだし、キャラも立ってて、見るたびに悔しいけどやっぱり面白いと思わせるところがすげえや。この脚本家、只者じゃないな…と思って調べたけど、あまり過去に大作を手がけたというような履歴がある人ではないのね。目だったところでは子供番組のシャキーン、大野主演の魔王など。お笑いコンビを組んでたこともあるらしいので、コメディはお手の物かも。多分この怪物くんをステップとして、これからいろんなドラマを手がける世代だと思います。期待してるので、ぜひまたよいドラマをお願いします。
【あらすじ】殺された峯子のメールの中で、広場で会ったという時計屋の寺田の証言に不審な点があるというので、恭一郎と松宮が調べることになる。寺田は犬の散歩中に峯子と公園で会ったというのだが、その公園で寺田を見かけた人はいても、峯子を見かけた人がいないのだ。寺田は時計屋らしく、毎日決まった時間に同じ行動をしているらしい。一人娘は駆け落ちして出て行ったので、店では弟子の米岡が客の応対をしていた。恭一郎は寺田の留守中を狙って、米岡に頼んで犬の散歩につきあうことにする。すると、いつものコースを通ると寺田の帰宅時間から考えて、30分の空白の時間があることがわかる。
【感想】今回も下町の人情ドラマでした(*´∀`) いいドラマだし、ミステリー仕立てにはしてあるんだけど、ミステリーファンや若い人にはちょっと物足りないかもしれないですね。私、こういうドラマ実はあまり嫌いじゃないんで(あんどーなつ見てたくらいですからね)、しかもミステリー仕立てにしてあるのでわりと好きになってきました。ぬぼっといきなり現れる恭一郎も面白いし。今日は半人前と言われて溝端もちょっと存在を主張してましたしね。しかし、殺人事件の証言なのに、あんなに皆自分の都合で嘘つくもんですかねぇ…。他の家族には言わないよう釘を刺し、密かに水天宮にお参りに行ってたんだと言えばすむ話なのに…。まぁ、下町によくいそうな頑固親父なら、それも無理かもしれませんね。めんどくせぇなぁw 次回はメインのストーリーがちょっぴり進みそうなんですが、どうなんでしょう。何故峯子は安産祈願の水天宮で犬の像の頭を撫でたのでしょう? 今回出番がほとんどなかった亜美と峯子の関係は? 正直、亜美は出番がない方がすっきりしてていいですね。ちなみに今回も恭一郎はたいやきが買えませんでした。「ちなみに」は恭一郎の口癖なんだけど、ちょっと使いすぎな感がありますねぇ。しかしあれだなぁ、やっぱり8頭身の中年男ってかっこいいよなぁ。
こち亀とか最悪でしたしねぇ。まぁ最後まで見たけど…。