ベニエから
- カテゴリ:日記
- 2010/05/12 13:54:54
米国で行きたい街といえば、やっぱりニューオリンズ。
京都に行ったおり、JRの駅にニューオリンズのカフェ「カフェ・ルモンド」があることを思い出しました。
シュガーベニエという粉砂糖をまぶした四角いドーナッツが好きなんです。
http://www.cafedumonde.jp/food/a_beignets.html
行ってみると、カフェオレはあるものの、駅の構造が吹き抜けになった為
油が使えなくて、ドーナッツメニューがなくなったと><;
神戸駅前ビルにも支店があったけれど、消えてしまい、近畿では、わたしの移動範囲では見当たらなくなりました。。。残念。。
ニューオリンズ、ジャズと喧騒、アンクルトムの小屋の風景が残る街。
人災と呼ばれる台風被害で大きな打撃を受けました。
15年ほど前に行ったことがあります。
何処で食べてもさほど変化のない米国の食事なんですが、ニューオリンズは別です。食が楽しめるんですね。
スペインやフランス領であった歴史の名残があり、フレンチも美味しいし、
スパイシーなケイジャン料理、フレンチに近いクレオール料理、
シーフード、特にオイスターは有名です。
キワモノではワニのステーキなんてものもあります。
オイスターは日本の生牡蠣と違って、あっさりとした味で、ホースラディッシュという西洋わさび(全然辛くない)とレモンを絞って頂きます♥美味。
カフェ・ルモンドの本店に行きました。
広いオープンカフェで、各エリアに専属のウエイトレスがいます。
それぞれ自分のエリアのテーブルに案内。
チップが大きな収入源ですから。
客の入りは場所によって大きく違います。
観察していたら、時間ごとに集まり、くじか何かをして場所取りを決めている
みたいでした^^;
フレンチクオーターエリアに観光地区が集中しています。
プリザベーションホールに始まり、通りはクラブだらけです。
観光に力を入れているというか、観光しか産業がないのでこのエリアの
治安はとても良いのです。騎馬警官もあちらこちらにおりました。
何故か、覚えているのが、ブゥードゥ博物館。
その名の通りブゥードゥ教にまつわるものを展示、っていったって
ヤモリとか、仮面とか、寄せ集めのガラクタばっかり^^;
なのに入場料が15ドルほどして、異常に高かったからか。。
幼い頃、テレビでやっていた古い映画
「雨のニューオリンズ」
確かニューオリンズが舞台?だった気がするんです。
主演のナタリー・ウッドが家を飛び出すシーン、扉を開けると闇が広がっていました。何部特有の深い闇に思えたんです。
とても印象に残りました。
内容は分かりませんでした^^;
「熱いトタン屋根の猫」という作品もありました。
今調べると、満たされない結婚生活に悩む南部女性の話だそうです。
劇作家であるテネシー・ウィリアムズの作品でした。
この人、わたしのツボらしく
P・ニューマンが監督した「ガラスの動物園」(好きなんですね)
3回観て、3回ともボロボロに泣きました^^;;
「欲望という名の電車」も有名です。
彼はニューオリンズのフレンチクオーターで長年暮らしました。
ゲイでもあり、迫害に苦しんだとされます。
姉のローズは精神を病んでおり、母親がローズにロボトミー手術をしたことを
生涯許しませんでした。
姉をモデルにしたのが「ガラスの動物園」でした。
映画ではジョン・マルコビッチが語り手である弟を演じました。
複雑な役柄を繊細に演じた、この頃のマルコビッチはとても素敵です。
路線が変わって怪優になっちゃいました^^;もったいないなぁ。。
フレンチクオーターという観光地区以外は、灯も少なめの闇が横たわる
街なのかもしれません。治安が良くないので、足は踏み入れませんでしたが。。
沼も多く、小さなボートでアリゲーター、ワニさんを見に行くツアーもあります。
ミシシッピ川を大きな遊覧船で、「風と共に去りぬ」の農園らしき姿を
眺めるツアーなども。
とはいえ、全米でも貧困な州のひとつ。
通りをはずれると、職のない黒人たちがたむろして座っている光景が
ありました。
そこにあのハリケーン被害です。
2005年でした。
復興状況の話も伝わってきにくくなりました。
貧困層が多いので、困難な部分もたくさんあるでしょう。
ベニエを食べたいなぁと、カフェオレを飲みながら
レストランの裏口から出て来た料理人見習い風の若い黒人の男性が
フランス語喋っていた風景が浮かびます。
米国にはあまり執着を示さないわたしですが
ニューオリンズは忘れがたい街です。
わさびで思い出した事があったので、ブログネタにしました^^
西洋わさびは、なんていうか、大根おろしの変わった味みたいな
感じなんですね^^
でもさっぱりとオイスターに合うんですね。
ケチャップとも相性よしです^^
家族で移動となると、やっぱり費用がかかりますもんね。
米国はやっぱり遠いしね。
今は円高なので、いいかもしれませんが。。
食事の量は半端でなく多いので、人数分は要らないと思いますヨ。
でも、一昔前と違って、なんでも米国がベストワンという時代は
終わりを告げて、空港や入国の時の厳重体制にうんざりとなります。
9・11以降は世界が変わったと、実感するんですね。
自由の代名詞のようだった米国は、不自由の国だったと気付いただけかもしれませんが。
バナナのベニエ、美味しそうですねぇ。。
10年で一度切れてしまったので、時の流れを感じちゃいますね。
パスポートの写真がぁ^^;;;
5年ほど、見動きが出来ない年月もあったので
行ける時は、できるだけ行っておいた方が良いと思うようになったんです。
いろんな意味で、旅できる日々も限られているんですね。
それで、気になってバスポートを改めて見てみました。
空白だらけですよ^^;
だって、大体同じページに幾つも押すんですよ。埋め尽くすまで^^;
ジャズ博物館もありましたね^^
思い入れが強いと感慨深い街かもしれません。
ミスター・ボージャングル^^
大道芸人も通りや広場にたくさんいます。
夕暮れ時になると、レストランの入り口横に達者にタップを踏む黒人少年(これがまた可愛い!)
が現れたり、3人組のトリオ。
至る所、路上ミュージシャンで溢れます。
風船で動物を作るピエロ、銀粉だらけの動かぬ人間彫像風。
Gパンのポケットに1ドル札を折畳み入れておきます。
小銭も^^前で芸をしてくれたり、風船をくれたりするとスッと渡せるようにしていました^^
街中がお祭り、サーカスみたいな記憶となって残っています。
ジャズでは有名ですね。
至る所、ジャズクラブが軒を連ねていますよ^^
料理も美味しく、米国の中にあっては歴史も複雑
海が近いせいでしょうね。
船で強国が足場を築こうとしたんです。
だからこそ台風の被害に遭ったともいえますが。
建物もスペイン風で名残が見られますヨ。
おおきにダス^^
西海岸も、食べ物もヘルシー志向だし、アジア人も多く住み
気候風土と、自由な気風があって、いいところだと思いますヨ^^
でもなぜかしら、ニューオリンズ。
植民地領であったから、建造物もスペインの面影があり
何部特有の闇がある、歴史の複雑さが魅力でもあると思うんです。
米国は、たいてい成功秘話なるものを好む傾向にあるから
単純化で味気ない街が多い?気がします。
食べ物は種類がありますよ。下記に^^
http://www.kabasawa.jp/curry/paper/neworleans.htm
米国では珍しく香辛料をたっぷりと使います。
他にフレンチはもっと繊細な感じでもあります。
いろいろ選べるのね。
特殊撮影技術が発達した分、内容がおろそかになりがち?
と思うのはわたしだけでしょうか。
子供の頃、理解できなかった映画も今見ると、味わいがありますねぇ。
ベニエ、生地が軽くて、甘くないから、幾つでも食べれそうな感じで好きなんです。
代わりに菓子パンを売っていたんですが、それじゃぁね。残念です。
カフェオレはコクがあっておいしいですヨ。
テネシー・ウィリアムズの作品群で一番美しいと言われているのが
「ガラスの動物園」です。
ニューマン監督作品。お母さん役に夫人がジョアン・ウッドワードが存在感を示しています。
自由と愛の在り方を模索していた、どこか退廃的な香りもして
大人の世界を感じていましたね^^;
内容を理解するというよりも、あの雰囲気に惹かれていたように思えます。
当時は新しかったんですね。だからよくかかっていた。
そうそう^^「雨のニューオリンズ」だ!レッドフォードも出てました^^
間違いでした。失礼しましたぁ。
ニューマンのブルーの瞳は印象的でした。
そういえばディカプリオもベビーフェスが災いしてますね。
フフ。。^^
福岡を飛び出す、ですか。
南から北上してくれば、大阪あたりで停まりますからね^^
どこかですれ違っていたかもしれませんね。
ネットって不思議です。
こうやって、いろいろと語り合うように綴っていく時間が
現実よりも密度が濃くなるので、長年の友のように知った気分になってしまうんです^^
誰かの記憶の中に昔の自分を見たりしてしまうんですね。
出会えたことに感謝して、お喋りをするごとく
楽しみましょう^^
東南アジア、東アジア、ヨーロッパの一部のみ。
海外いきたいなぁ。。
でも今いったら3人分かかっちまうのでなかなかいけないです。ぐっすん。
バナナのベニエ作ろうかなぁ。
手毬さんのパスポートは一体どんなことになっているのでしょう?(ノ∀`*)
国問わず、やはり独特の雰囲気のある街は良いですね。
ジャズに詳しければいろいろ感慨深そうです。
ニューオリンズって、ジャズのイメージだけだったから、なんか奥が深いですねえ。
ちょっと見直した?ですw
しかし、相変わらず黒猫手毬さんの文章は上手だなあ。
それに勉強になるだす^^
ニューヨークに行かなければ美味しいものは食えないという印象があるんですよね、アメリカって。
牡蠣と言えば(日本はともかく)フランスはうまいと聞きます。
そのフランス人が食べていた牡蠣ですから、美味しいのでしょう。
刺激的なスパニッシュと、繊細なフレンチ。
食の街なのかな?ニューオリンズ。
最近の派手なだけのハリウッド映画は、観る気になれません。
ちょっと古い映画の方が、ぜんっぜんいいですよね。
「ガラスの動物園」は本で読みましたが いいですね。悲しい話なのに美しくて。
こないだちょうど「熱いトタン屋根の猫」を本でも読んで、BSでやってたのも見たところです。
テネシー・ウィリアムズ。特別はまっていたわけでもありませんが、好きでした。
私たち(とくくって良いの?w)が生まれた頃には、彼の最盛期は終わりかけていましたが・・・
それでも、青春期にかけて、まだまだ彼の名作に触れることはできましたよね。
名画座で観る映画。
舞台演劇は、残念ながら地方住まいなので、滅多に生では観れずTV中継が多かったですが・・・
「熱いトタン屋根の猫」は、P・ニューマンが、俳優としての懊悩をぶつけた作品でしたね。
元々、きちんと勉強して本格俳優を志していたのに、あのベビーフェイスの甘い笑顔だけが
先にもてはやされて、すっかりアイドルのような扱いになってしまった。
人気は上がっても、正当な評価は得られない。
この数年のレオナルド・ディカプリオが、同じ道をたどっているのも、ちょっと感慨深いです。
そして、そのものズバリw「雨のニューオーリンズ」。
こちらは、R・レッドフォードでしたね。
今の人生に不服はありませんが、黒猫さんのブログを読んでいると
もし、高校卒業時に福岡を飛び出す選択をしていたら
どこかに、接点があったかもしれないという、おかしな妄想が浮かんでしまいます。
仮に、その時、その選択をしていても
広い日本、眩暈がするほど多くの人々の中で、出会う可能性なんて無きに等しいのに
なんだか、ここでの出会いが、そのままリアル世界にあったような、そんな気がしたりしますw