不思議な出来事
- カテゴリ:日記
- 2010/05/14 07:00:49
ひまわりが亡くなってから、しばらくしての事です。
葬儀告別式も滞りなく終わり、それでも私は色々な用事に追われる日々を送っていました。
ある日、彼女の遺品を整理していると、彼女の携帯電話を見つけました。
もう、とっくに電池が切れてしまっている携帯電話。
充電コードに繋いで見ると、次々にメールを受信します。
御通夜や葬儀に来て下さった友達から、お悔やみのメールがありました。
「ひまわり、天国で安らかに眠ってね。」
「もっと一緒に遊びたかったね、ゆっくり休んでね。」
そんなメールの中に、まだ彼女の死を知らない人のメールがあったのです。
「お元気ですか?今度また一緒にお茶でも飲みましょう。」
「この前病院に行ったら、いなかったね。退院したの?。」
私はそんな友達に、辛いメールを返信しました。
「信じられない・・・」「あんなに元気だったのに・・・」
そんなメールが次々と帰って来ました。
とても辛いですが、それも私の仕事だと思いました。
そして、ある日の事。
私のケータイが鳴るのです。
その電話は、思いもよらぬ人からだったのです。
「もしもし?招き猫?俺、誰だかわかる?」
声の主は、もう13年もの間連絡が無かった、私の友達だったのです。
彼とは、私達が結婚する直前に引越しをしていった友達だったのです。
当時は携帯電話は普及しておらず、家電だけが唯一の連絡方法でした。
その家電も、お互いが忙しいという事で出る事が出来ず、そのうちお互いが引越しをしてしまったために連絡が付かなくなってしまったのです。
彼はたまたま、私と彼との共通の友達のお店に来たという事で、私の連絡先がわかったのです。
「奥さん、亡くなったのか!あの時付き合っていた子だよな・・・そうか・・・。」
彼は、今度必ず会おうという約束をして、電話を切りました。
ひまわりが亡くなって、たった数週間で13年ぶりに話した友。
ひまわりの仕業だ。
私はそう思わずにいられませんでした。
ムシが知らせると、人はよく言います。
きっとそんな出来事だったと、私は思えてなりません。
「きっとアイツはしょうもないヤツだから、私が死んで寂しがっているんだろう」
そう彼女が思って、懐かしい友達に知らせてくれたんだと思えてなりません。
あぁ、余裕出ちゃったのね。
今でもわかりやすい事、してくれればええのになぁ。
ワシがくだらないギャグかましたら、頭にたらいを落とすとか。
ドリフか!
その時は、とにかくチョット慌てた感じで、そんなわかりやすいことをしてくださったんです。
今は余裕で、毎日コッソリと、わかりにくい手助けをしてくださってますよw
幸せないたずら!素晴らしい表現ですねぇ~。
ブログタイトルそれにすれば良かったなぁ。
今度は何をしてくれるのか、楽しみでもあります。
「人が死んでからも、世話焼かすな~!」
って、怒ってるかも。。。
そうらしいっす。
自分のせいだって、責任も感じているみたいっす。
まぁ、そうやってたまにでも何らかの影響を与えてくれれば、私も嬉しい。。。
ひまわりさん。(◍‿◍)
あ~、笑ってるでしょうねぇ。
こういう風に少しでも彼女と接しているように思えれば、それはそれで私の幸せです。
いえいえ、一緒に居る頃は気の利かないヤツでしたねぇ。
でも、時折鋭い事をする時もありました。
こうして彼女の事を知ってくださる事が、私は嬉しいです。
心が温かくなりました。
ありがとうございます。