矢野顕子さんの最新ＣＤ「音楽堂」。最近のお気に入りです。

矢野さんのピアノはパワフルな左手が特徴だと思うのですが、今回のアルバムでは特にその左手の音が良く録れています。というか録音はここ2,3年聴いたアルバムの中でも1、2を争うぐらい良いです。

楽曲も素晴らしいです。ほとんどカバー曲なんですが、アレンジが凄い。完全に曲を自分ものにしています。まあ、矢野さんは、「人の曲、矢野が歌えば矢野の曲」とか、言われてるような人なのでいつもの事なんですが。特に今回のアルバムだと、エルレガーデンの「右手」って曲のカバーが驚きました。オリジナルをyoutubeで聴いて、吹き出しそうになりました。ここまで人の曲を自分のものに出来るのは、矢野さんとレイ・チャールズぐらいしかいないです。