古くて新しい友達
- カテゴリ:友人
- 2010/05/24 19:21:07
もう、先月の事になってしまいましたが
GWの初日に
5人だけで、ちいさなちいさな<同窓会>をやりました。
某大手SNSサイトの出身中学コミュニティをきっかけに。
出身中学がいっしょ、というより
小学校も一緒
でも、当時は中学は一学年11クラス 45人学級
クラスが離れると、小学校時代顔見知りでも
(ああ・・・いるなあ・・・)ぐらいのすれ違い。
どうしているかなあ、と思い出すも
連絡がつくわけでなし
という状況で数十年
(中の一人は中学のクラスメートで、
この人とは数年に一度、クラス会で顔を合わせていて
大人になった姿は知っていましたが)
高校から東京に出て そのまま東京人になった子(いや、大人ですが)が
GWに神戸に久々に帰ってくるから
都合つく人だけで会いましょう、ということで
5人が集合となりました。
同窓会って大きな集まりなら 私はちょっと苦手だけど
このメンバーは、この数ヶ月、インターネットでやりとりして
それぞれの日記やブログやtwitterや書き込みで
ある程度 どんな考えの人間になったかを知っている事もあり
また、小学生時代の同級生は、どこか遠い親戚の子みたいな感覚もあり・・・
はたからはおっちゃんとおばちゃんの集まりに見えるのでしょうが
本人たちには、「昔と変わらない顔」のフィルターがかかるのです。
大人の顔に子供時代の顔がかぶさってくる・・・
一応それらしく名刺交換なんかをしてましたが
えらいもんやなあ・・・会社組織入ってる子ら(しつこいようですが、おっちゃんですが)
みんな、営業部長だの なんとか主事だの なんとかなんとかだの(覚えてない・・・笑)
それらしく肩書きを持つ人間になっている・・・
今回、女子は私一人で後はみな、男子(おばちゃんとおっちゃんたちですが)
わたしより目線が低い位置にあった子が大きくなっていて
その分、声は低くなっている
という当たり前の事実に軽く驚きながら
一人が持参したアルバムを回しながら
昔 行った駄菓子屋さんの話や、先生や
「あの女の子、どうしているかなあ」という話などなど。
女子の私からは感じなかった
「あの子には なんか、近づきがたいオーラがあった」
「そうそう、手の届かないおじょうさま、って雰囲気で・・・」
なんて話も聞けて、
おとなしそうに見えていた男子が
ラブレターを出した、というような話や・・・
当時はわからなかった
「男の子がみていた女子」の話が聞けて面白かったです。
また皆それぞれが違う専門分野に生きているので
そういう話もお互いが「専門」の話を聞けたり・・・
5人のうち、わたしともう一人は下戸なのですが
よく飲む子らも、20代のころのようには無茶はやらないし、
私が何か話す時も 他の人が何か話す時も
みんな、いったん自分の口を閉じて
相手の話を聞く。
そういう大人になっていました(^^)
古い友達なんだけど、まったく新しい友達を得たような
だけど、やっぱり古い友達のような・・・・
社会でそれなりに責任ある立場にいて、
部下や仕事相手に対して、どういう顔を見せているか
そういうのも、そこはかとなく感じられて
とても貴重な集まりとなりました。
のちにこの仲間の一人が余所で書いていました
「単に脳細胞が昔を懐かしがって喜んでいただけではない、
何かがあった」
「同じこの時代に生きているというシンクロニシティ」とか。
列車の線路のように、ある線路は途中で別れて
また途中で交差したりするように
ちょうど時にかなって また 幾人かの人生と交差できること
本当に幸いだと思いました。
集まりが小さかったのも良かったです。
全員で会話出来る最大限の人数だった。
また次も会おうね、と約束して みな、それぞれの生活へと帰って行きました。
ここに来ていたみんな、
今の自分を誇示するような人もいなくて
なんだかね、ほんとうに 再会出来て良かったです。
そうだ、1%なんですね。・・・算数苦手だから考えもしなかった(^^;
このあと、このうちの一人を通じて、全く新しい友人もできました。
仙台在住の、進行性筋ジストロフィーの青年で、
命のいとなみを 5行歌にしている歌人。
まっすぐな人柄。苦しさの中にユーモアを忘れない そんな人。
会った瞬間 昔に戻るような そんな友達 いいですね。