普段食べているお野菜の、ほんのり植物学分類記事第4回。
まあ、この科は大体想像がつくかな？
この科はどれも夏の野菜ですね。

キュウリ　

ウリ科キュウリ属。サラダでもおなじみですね。ウメきゅうやお漬物などでも。
栄養的には水分が多く、後はカリウムが多め。
この属には高級果実のメロン、マクワウリ、トロピカルフルーツで黄色のトゲトゲした皮に鮮緑色の果肉の果実、キワノフルーツも所属。
食べられませんが、観賞用ウリでイガイガだらけのククミス（キュウリ属の学名)も、最近ぽつぽつ出てきています。
メロン、キュウリ、そして鮎に含まれる香り成分の１つ、キュウリアルコールが含まれます。
緑の細いのがポピュラーで一番見かけますが、黄色の球形のもの、真っ白いものも海外にはあります。白いのは育てましたｗ

スイカ

ウリ科スイカ属。夏の風物詩ですが、人気が低迷し、近年はすっかり高級果実になってしまいました。私が子供のころは、１個５０円からあったんですけれどね。
各種色素と糖分、カリウムが含まれ、実はなかなかの優れものです。
キュウリとは似ていますが、属は違います。果肉は赤のほか、黄色、最近はオレンジも出てます。

カボチャ

ウリ科カボチャ属。南北アメリカ大陸原産。いま出回っているものは粉質のクリカボチャの系統がほとんど。甘みがあり、イモに似たほくほくした食感のもの。このタイプのカボチャはセイヨウカボチャです。
古くからあるニホンカボチャと呼ばれるものは、肉質が緻密でねっとりしています。海外ではバターナッツと呼ばれるものが人気。
もう一パターン、ペポカボチャというものがあります。
ズッキーニはこのペポカボチャです。この仲間はカボチャよりナスに近い食感と味ですね。

ゴーヤー

ウリ科ツルレイシ属。苦味の強い緑色種、やや抑えられた半白、ほとんど苦味のない白色種があります。
健胃作用のある成分が含まれています。
完熟すると黄色になり、弾けます。
中には赤い仮種皮に包まれた種子が入っています。この仮種皮は甘みがあり、食べられます。