ドラマ【絶対零度】【ジェネラルルージュの凱旋】
- カテゴリ:テレビ
- 2010/05/26 00:45:42
【あらすじ】泉たち4係の面々は、裁判の傍聴にきていた。それは、4年前IT企業フューチャーステップスの社長・桝山が刺殺された事件の裁判で、新たな証言が出たため4係が担当し、当時フューチャーステップスが入っていたビルの警備員だった木戸という男を送検した。しかし、取調べでは自供した木戸は、裁判では完全に否認。4係は次の公判までに木戸の容疑を固めるため、桝山の事件を調べなおすことになる。「金で買えないものはない」が口癖で、敵が多かった桝山に泉は同情できないでいた。
【感想】今回は素直に面白かったです。たまにミステリードラマには、ホリエモンをモデルにしたようなシャチョサンが出てきますよね。しかしこのストーリーのホリエモンは実物よりいい人だったみたいで、世間の評価は散々で、ヤクザともつながりがあったけれど、それを振り切って改心しようとして殺されてしまったという、皮肉で悲しいお話でした。ドナーになった男性の娘、可哀相でしたね。お父さんは事故で他界、そのお父さんが生前骨髄移植をして命を救った男性まで殺されて、あんな小さいのに世の無常をいやというほど味わったことでしょう。今回一番可哀相だったのはあの子ですね。上に這い上がりたいという、今時の日本では珍しいハングリー精神に溢れた青年が、そのためにいつのまにか裏の世界に足を突っ込み、気づけば身動きできない状態になっていたのも哀れです。彼は、ひそかにドナーの娘と文通したり、サンリオキャラクターの版権会社を買収しようとしたり、自分が切り捨てた昔の相棒を訪ねたりして、SOS信号を発信してたんですね。でもそれまでの言動のせいで、誰もそれを受け取ってくれなかった。幸せというやつは、果てしない欲望の果てには絶対に見つからないのに、ごく普通のつつましい生活の中には簡単に転がっているものなんですね。今回、宮迫がひとりギャグやってましたが、彼はやっぱりああいう役が似合いますねw 野心旺盛な急進派の有力者で拷問の挙句切腹する役は似合わねぇやw
【あらすじ】腰痛で来院した寺内が、末期癌であることが判明。病院は、駆け落ちして絶縁状態だった娘の裕美子を何とか呼び寄せ、病状について説明するが、寺内は裕美子の言動で自分の死期が近いことを察してしまう。一方、事務長の三船の元に届いた、速水の汚職を告発する怪文書の審査をするため、田口は倫理委員会の招集を要求。それが受け入れられる。委員会の前に、和泉はあの文書は自分が作成し破り捨てたものであることを田口に告白、白鳥もそれを聞いていた。そしていよいよ委員会が始まるが、召集された速水と佐藤は、救急患者の処置をしていて30分遅れて現れる。
【感想】うおー! ついにバチスタらしくなってまいりました! こうでなくっちゃね! サブストーリーの寺内も、本筋に噛んでいるし、しかも何か言いそうになって止められて意識を失うとか、空気読みすぎですね。倫理委員会は速水の独壇場になるかと思いきや、白鳥も負けていない。さすが同級生、速水のやりたいことはお見通しだったようです。だけど、委員会の前に速水が言っていた通り、一番怖いのは、鋭い白鳥でも、頭の固い黒崎でも、金勘定ばかり考えている三船でもなく、皆の心を恐ろしいほど読み取り、ぐさっと胸に突き刺さる言葉を投げかける田口でした。確かに心を読むのは彼の専門だもんなぁ。しかも田口の場合、本当に根がおひとよしだから、持論を通すため多少の悪には目を瞑ってしまうような人間にとって、一番痛いところを突いてくるんだよね。今回、前シーズンから白鳥が田口を何故相方に選んだか、よくわかりました。彼は、時として最高の武器になるんですね。あとまぁ、多分一緒にいて面白いんでしょうねw やっと本格的に事件が動き出し、次回が本当に楽しみです。果たして今回も、前シーズンのような興奮が味わえるのでしょうか。
今回は代議士や製薬会社が絡んだ大きな事件ですからね。
落とし所をどこにするのか、気になりますね。
白鳥の99%が敵というのにも笑えました。
1%にぐっちーが入ってるのかな。
速水さん理想を追い求めるのはいいけど
やっぱりそこに心が無いとね。。
それにしても先の読めない展開になってきましたね☆