Nicotto Town ニコッとタウン

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「心帰る」

新雪に あたらしい一歩を踏みだす
まだ だれの足跡もない

あちらにみえるのは鹿の足跡?

開け放たれた扉から あたたかい光
とおく見た あなたの影をさがして

あなたはいつもやさしかった
きっといつまでもやさしい

あと一歩 あと一歩 踏みだせたなら

新雪の森を彷徨い 一頭の雌鹿と会った
「あなたもですか」 「ええ わたしもです」

二人して古木の繁る川沿いに腰をおろして
どちらも何も話さないまま時をすごした

「もう行きます 待ってる者がおりますので」
彼女は軽快に跳ね
新雪の森の奥へ消えていった

胸の痛み

取り残されたわたしは
「あと一歩だね あと一歩」
新雪の明かりのなか
少女時代をすごした春日大社の参道を
一心に歩みだしていた

#日記広場:小説/詩

アバター
2010/06/10 04:05
ひとりの心に帰るのです。
幼いころからの…

ぬくもりは、いつも心のなか。
アバター
2010/06/09 23:45
その孤独を体験する事によって
人の温もりを大きく感じる事ができるのでしょう。。。



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