「心残り」
- カテゴリ:小説/詩
- 2010/06/09 05:05:39
あたし友だちって わかんない
お悩み相談とかいって
傷のなめあいするような人?
いっしょにお弁当たべる人?
そう思ってた 子どものころ
あたしって
ひとりが好きなんだよねー
孤独っていうの?
スナフキンみたいで素敵じゃない?
そう思ってた 子どものころ
なんにも分かっていなかった
おとなしい いい子
大人がやるように
上っ面で話をすればいい と
クラスメイトとも上っ面
信頼なんて
気づかぬうちに裏切って
積極性も育たなかった
内面から目が離せず
正直なことを口にすると
嫌な子になってしまうから
出さないよう出さないよう
上っ面で
これって傷?
そうではなくて?
いつまでたっても消えない
わたしの一部
スムーズに人と話せない
そんな人がいたっていいじゃない
ただ 人が寄ってこなくなるだけなんだから
でもね
親切な人が なかにはいるの
世の中 捨てたものじゃない
いつでも誰かが
傍らに いてくれて
お礼をいう気持ちもないまま
別れていった人たちがいる
あの時のあの人たちは
とても大きな存在だった
好きも嫌いも関係なく
傍らに いてくれていた
ただ いてくれていた
そのことが
わたしの人生で
どんなに大事なことか
お礼なんて言えやしない
もう会うこともないだろう
わたしは あの人たちを
裏切ってきたんだから
ごめんなさい
そして
ありがとう
言えるときが来るだろうか
きっと 最期まで消えない心残り




























おもっていたことがあったけど。
そうやって、やさしく言われたことはなかった。
ので、すごくほっとできました。
「ありがとう」と、また会えるときを心待ちに。
いまはまだ、今日明日、今この時のことで精一杯。
やっていこうとおもいます。
滞りなく流れる川の水のようであっても
いいかもしれませんよ。
せき止められて濁ってしまうよりも。
心残りがあるならば
どこかで出会えるかもしれません。
その時に向かって
ちゃんと言えるように
「ありがとう」を準備しながら
生きていくのも悪くはありません。