先日、ある方が「大切」について語っていました。

…「大切」ってなんだろう？？


自分にとっての「たいせつ」は、人であったり、モノであったり。でも、そもそも自分は、大切なものを大切にできているのか？という疑問にぶつかります。いろんなもの、大切にしてきたつもりなんだけどね。


自分にとって大切な「時」は、つかまえたくて手を伸ばしても、風のようにすり抜けて、決して流れを止めてはくれない。

自分にとって大切な「コト」を、全部背負っていこうとしても、いつか重さでつぶれてしまう。そうでなければ、いつの間にか零れ落ちてる。

自分にとって大切な「モノ」を、腕いっぱいに欲張って、手放すまいと抱え込んだら、新たなモノには触れられない。

そして、自分にとって大切な「人」を、優しく抱きしめたくても。。今の自分ではたった一人でさえ、まともに包み込むことができないのかもしれない。


…悔しいね。大切なのに、大切にできないなんて。大切なのに、失ってしまうなんて。　現実は、パフェのようには甘くないね。


こんな苦い経験、みんな一度や二度、あるんじゃないかな。



「大切」がわからなくなって、重くなりすぎてしまって、なにもかも捨ててしまいたい気持ちになることだってあると思う。
「大切」をどんなに大切にしていても、あるきっかけで、なにもかも失ってしまうことだってあると思う。


それでも、いつの間にか人はまた「大切」を身にまとって歩いてる。望んでいても、いなくてもね。

それは皮肉なこと？それともすてきなこと？
できれば「すてきだな」て思えるようになりたいね。
そう思えれば、またやり直せる気がする。


今の自分もたくさんの「たいせつ」に囲まれて生きてる。　自分なりに「たいせつ」にしているつもり。　

…それでも自分の手の届く範囲には限りがあるんだよね。人に対してだって、今まで何千っていう出逢いがあったけれど、大切に抱きとめられたのはそのうちのいくつだろう？？

残念ながら、自分が小さいのは体だけじゃないから、一度にたくさんのモノや人を大切にできないんだよね。受け止められないんだよね。。

かといって自分を騙して無理したら、どこかで必ず「たいせつ」を偽ってしまうんだと思う。



そんな自分だけど、いろんな「たいせつ」に出逢えたからこそ、今の自分がいるんだと思っています。つくづく出逢いに恵まれてます。
楽しいこと、辛いこと、優しい気持ち、厳しい言葉。忘れてしまったものもたくさんあるけど、どれもどこかできっと、自分の一部になってる。。

だから…自分を大切にできなくなったら、自分の「たいせつ」も大切にできなくなってしまうのかもしれないね。それって、すっごく勿体無いよね。。

「たいせつ」は絶対に粗末にしたくない。でも、固執しすぎても、誰かの「たいせつ」を壊したり、新たな出逢いの機会を逃してしまうかもしれない。この二つのバランスをうまく取れたら、いいね。


…ん？　なんか最終的に「自分大好き」みたいになっちゃったけど、ま、いっか＾＾

まだまだ考えを深めていかなければなりませんね…