不思議駄菓子屋と中2の夏
- カテゴリ:自作小説
- 2010/06/12 18:51:23
ふつつか者ですが…
よろしくお願いいたします。
いつもと変わらない毎日
いつもと変わらないテレビ番組
いつもと変わらないうだるような暑さ
いつもと変わらない家族
いつもと変わらないおかずの味
いつもと変わらないみそ汁の具
そして、オレはいつもと変わらない味のおかずを口に運びながら、
いつもと変わらないネタを披露する芸人を、『少しはヒネろよ』と、
扇風機にあたりながら、いつもと変わらない感情で見ていた。
別に、『変わってくれ』と頼む気もそうそうないし、実力行使で『
変えろ!』と言える力もない。
そうだ。このみそ汁の具材も頼み込んでまで変える気はないし、
母さんと口論になってまでも『変えろ!』とは言わない。というか言えない。
『オレは、じゃがいもとわかめだけでいいんだ。』
オレは、箸で刺したジャガイモをパクッと食べた。
いつもと変わらずじゃがいもは、少し冷たかった。
やっぱりレンジで温めたほうが良かったか??
と、思ったが立ち上がるのが面倒なので、そのままじゃがいもを飲み込んだ。
今、母さんは、夜のパートへ。といっても、近くの『ミドリスーパー』で、4時間だけだ。
父さんは、単身赴任で一緒に暮らしていない。
でも、盆には帰ってくるから、あと3日のの辛抱だ。
だから、いつもこの時間帯は、オレと弟の緑也で、母さんが、夕方作ったメシを食べて、平凡な時を過ごす。
「ねぇ、兄ちゃん。」
先に食べ終わって、ベランダから顔を出して母さんの帰りを待つ緑也が声をかけてくる。
「ん?なんだ??」
ズズズ…と、みそ汁を飲みながら聞く。
「空が…きれいだよ。」
「ぶっ!ベホッ!ゲホッ!べッ!」
「なっ!なんでわらうんだよぉ!」
そりゃ噴き出すにきまってるだろ!
まだ、7歳の弟がたそがれて、何言い出すかと思ったら「空が…きれいだよ。」
だぞっ!
「・・・・で、なんだよ。いきなり。」
もう、14になるっていうのに噴き出してしまったのが、自分でも大人げなく
おとなしく台布巾で拭きながら聞いた。
「早く!見えなくなっちゃうよ!」
しょうがないから、台布巾片手にベランダから顔を出した。
「うわっ。」
すごすぎて、思わず声が出た。
ココが、一瞬人間の住む世界には見えなかった。
いつも見慣れた空には、星が宝石を散りばめたかのように広がっていて、
いつもの見慣れた空とは、別人だった。
「ね。すごいでしょ。」
と、緑也は自慢げだ。
「ああ。すごいな、緑也。」
「うん。あっ!母さんだ!かあさーん!」
母さんにきずいた緑也はぶんぶんと身を乗り出して手を振る。
「馬鹿!危ないだろ!」
と言いながら、台布巾を投げ捨て緑也の洋服を引っ張った。
このときは、何も知らなかったんだ。
これから起こることも、この星の意味も。
すごい!! 男の子が主人公の物語を書けるなんて w
ボクにはかけませぇーん><
それに、話のつながりもいいですし 最高ですよ b b
早く続きが読みたくなってきました♪
続きが書けたら、サークルのほうでも続き書きました。と知らせてくれればうれしいです^^
星の意味とかあんの???w
続きをまってますーww
(ヒコトと太陽記も^^)