サッカーワールドカップ、一次リーグ初戦、日本対カメルーン。
仕事も早々に切り上げて、観戦に備える。
スタメンに、俊輔の名前は無し。体調のこともあるのだろうが、これまで４年間、
絶対の中心選手として日本代表を支えてきただけに、その心中をおもうと、残念
だ。
出だしは、静かなスタート。両チームともコンパクトな陣形から、相手ゴールへ
の押し込みを図るが、一進一退で、なかなか点が入らない。ジリジリした展開。
日本の守りは固く、エトオにもほとんど仕事をさせていない。しかし、一方で、
日本の攻めもなかなか糸口を見つけられず、チャンスらしいチャンスもない。。。

そんな時、松井が右サイドに回りこみ、右へ左へのフェイントで、ディフェンスを
ゆさぶり、前を向く。これは何かある！と思った次の瞬間、松井の左足から放た
れたクロスは、カメルーンのディフェンダー３人の頭上を越えて、ゴール向こう側
に走りこんだ本田の足元へ！！

ゴール至近距離から、ワントラップして、すかさず本田のシュート！！！

ゴ～～～～～～ル！！！

「松井だよ、松井！」思わず叫ぶ。
まさにドンピシャリの松井のクロスが生んだ、本田のナイスゴールだった。

日本が先制しておりかえすという願ってもない展開。しかし、日本のチャンスは
これっきりなのかと思えるほど、後半は停滞が続く。
残り１５分を切ったくらいから、カメルーンはひたすらロングボールをゴール前に
放り込むプレイスタイルに。これが、「パワープレイ」と呼ばれるものなのか、よく
は知らないが、実況のアナウンサーは、盛んにそう言っていた。

とにかく、この高いロングボールに、カメルーン選手の頭がかすりでもしようもの
なら、日本の勝利は露と消える。このあたりから日本はほとんど防戦一方となっ
て、ひたすら耐えるのみ。ロスタイム４分。長かった。。。

待ちわびた審判の長い笛が鳴って、試合終了！ついに、日本が勝ち点３を獲得
した。日韓大会を除く、いわゆるアウェーのＷ杯では、初勝利となるらしい☆
ここまで、壮行試合、親善試合と負け続けて、本番でこの快勝。狙ってたわけで
はなかろうが、勝利の女神は、なかなか憎い演出をしてくれる。

次は、オランダ戦。当たって砕けろ。引き分けにでも持ち込もうものなら、一次
リーグの突破が見えてくるはず♪