不思議駄菓子屋と中2の夏其肆
- カテゴリ:自作小説
- 2010/06/21 19:18:15
「やばいよ!兄ちゃん!」
「そんなこと、わかってる!」
そんなこと言いあいながらも、オレと緑也は、
人生初並みに、全力で走った。
「兄ちゃんが、シンさんの守備見てたからじゃないか!」
「お前も、見入ってたじゃねえかよ!」
こんな、口喧嘩が始まった理由は…二人が、あの事を忘れてしまったからだ。
唐草と、グラウンドで会った時には、もう、頭の片隅にも入ってなかった。
その後、緑也の頭の上を見てきずいた。
「麦わら帽子!」
あわてて、蒼い空を見る。
あった。豆粒並みに小さく見えた。
「いくぞ!」
「わかってる!」
それで、人生初並みに、全力で走っているということだ。
気分は、包丁持った母さんに追われている感じ。
とか、母さんの前で言ったらホントに追ってきそうなので言わないでおこう。
でも、あれだけは失ってはいけないんだ。
あの、麦わら帽子だけは・・・。
でも、標的はフラフラと蒼い空を漂い、イライラするぐらいに何にも引っかからなかった。
もう少し遅ければ…追いつけれるのに!
それでも、帽子はまるでオレたちを誘っているように、角をまがった。
オレたちもあとを追………・まてい!
ココ、マムシ草じゃないか!
説明しよう!
マムシ草とは、学校でよく言われる
『ここに入ったらマムシがいっぱいいて、噛まれますよ。』
て、先生が言っているのにもかかわらず、調子に乗って入ったやつが、噛まれて
「あーあ」となるという名所なのだ。
「ゲッ」
緑也もやっぱり躊躇いがあって、入れていない。
オレだって怖い…。
でも…あれだけは…
オレはごくりと唾を飲んで、
一歩足を踏み出した。
小説はじめから読んだよ☆
わー、1人称だ・・。あたしには書けません。
麦わら帽子には何かいわくがありそう~(>U<)
続き楽しみにしてるね!
麦藁帽子の展開にドキ②・・・。
続き楽しみにしてます♪