下北沢南口 ~chapter05~
- カテゴリ:自作小説
- 2010/07/05 17:27:22
少し日が傾いたころ、商店街に着いた。
よく勉強道具を買った文具屋。
下らない雑貨を見て笑いあった百均。
あのころ着ていた服を買った洋服屋。
なぜだか他人行儀な町の喧騒に戸惑いつつ、
キミとの時間はこんなにも充実していたんだと、改めて実感した。
いつか、これと同じか、それ以上の時間を
過ごすことができるだろうか。きっと、その時間を共に過ごした人と、
僕は永遠の愛を誓うんだろうか…。
なんて、余計なことを考えてたら、あっという間に日は沈み、
僕たちは家路に着こうとしていた。
名残惜しさに浸かってる場合じゃない。
僕の心が焦落ちようが構わない。キミの事を焼き付けておきたい。
時間は、ない。
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- 五反田アルヲ
- 2010/07/05 23:41
- こういうの……いいね!!
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- とりゅふ
- 2010/07/05 23:25
- 最後の「時間は、ない」の貯め方がいい!
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- にる缶
- 2010/07/05 22:18
- 文章力はんぱねぇww
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