イルカになりたい
- カテゴリ:人生
- 2010/07/07 20:57:40
短冊に書く願いか。
ものすごぉ〜く、興ざめすることを言うと、
あんまり、何事かにお願いすることの意味を、僕は感じない人間です。
ただ、神や仏はともかくとして、「願い事」には、人の気持ちがあらわれる、ということは、大切だと思います。
少し話しがそれるのだけれど、何年前だったか、一昔前に、テレビなどで「前世」などの話題が流行ったことが在る。
自分が、昔は何者だったか、そして、これから何になるのか。
訳の分からない「生まれ変わり」の話しはキライだけれど、そこに映る、人の心、そのものは、きらいではない。
気持ちの現れとして、生まれ変わりの話しをする分には、面白いと思う。
僕は、できることなら、イルカになりたい。
ハンドウイルカかカマイルカ。
(あ、カかカカ!)
ちなみに、「ハンドウイルカ」は漢字で「半道海豚」。
「半道」は歌舞伎の言葉で、「半分道化」という意味。
道化が、人を笑わせる役回り。
「かっこいいのに道化」とか「敵役なのに面白い」とか、
そうした役が「半道」「半道敵」と呼ばれる。
イルカはよく遊ぶので、きっと、江戸時代にも、船に近づいて跳ねたりしたのだろう。
「道化」じゃなくて「半道」なのは、昔の人も、イルカは「かっこいい」といった印象が在ったのだろうか。
楽しくてカッコいいイルカ
短冊に書くのは
「イルカになりたい」
ということでどうだろうか。
言葉を持たない動物は、どうやって考えているのか。
子供には感じられるはずだが、大人になるとわからなくなる。
イルカは、あるていど言葉を使う。
論理的な思考が在ることも、研究でわかっている。
イルカの感じる世界と、理性は、人間よりも優れているような気が、しないでもない。
私は木になってみたいな