ロマン・ポランスキー
- カテゴリ:映画
- 2010/07/07 22:36:56
好きな監督第3弾!
ロマン・ポランスキー
ある意味、監督自身がドラマ。
母親はアウシュビッツで虐殺。父親は砕石場で強制労働。自身も、「ユダヤ人狩り」から逃れるため逃亡生活を強いられる。
1968年女優シャロン・テートと結婚するも、チャールズ・マンソン・ファミリー(カルト教団)により惨殺。アメリカに絶望しつつも、立ち直り作品を撮り続けたが、1977年13歳の少女モデルをレイプしたかどで逮捕。本人は無罪を主張し、保釈中に「映画撮影」と偽ってアメリカを出国しヨーロッパへ逃亡。
2009年9月スイスに滞在中、スイス司法当局に身柄を拘束された。
・『反撥』 :主演カトリーヌ・ドヌーヴ。男性に激しい嫌悪感を抱くようになった女性の狂気を描いた心理ドラマ。ドヌーヴの鬼気迫る演技は圧巻。ジャズを使った音楽のセンスも抜群。
・『袋小路』 :満潮時には外界と完全に遮断される孤島の古い城に住む夫婦のもとへ、逃亡中の凶悪犯が・・・3人で過ごす奇妙な時間は、やがてそれぞれにゆがんだ感情をもたらしていく。
・『ローズマリーの赤ちゃん』 :ニューヨークに潜む悪魔教教徒たちに導かれ、自分が悪魔の赤ん坊を生むのではとおびえるヒロインの恐怖を描いた心理ホラー映画。主演ミア・ファローの演技が不気味さを煽る。特殊メイクも脅かしもなく、じわじわとした日常描写のみで、恐怖を醸し出していく演出が素晴らしい!
余談。主演のミア・ファローは、当時30歳上のフランク・シナトラの奥さんでした。が、家庭に入らない為、離婚。以後、音楽家やウディ・アレンとの結婚、離婚があって実子、養子を合わせ13人の子持ちなのだとか。細いのに--;