――毎週、昼礼のあいさつ当番が一カ月に一回程度のスパンで回ってくるので、

今度の原稿をUPしてみよう。――

みなさんこんにちは、いつもながら今度も読んだ本の話をしますね。

今回は、「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」

です。

ちょっと前に朝の情報番組のブックランキングなどで一位を飾っていたので

みなさんタイトルは聞いたことがあるかもしれませんね。

オタク間では「もしドラ」の愛称で親しまれています。

（「オタ」を入れることで全体にビミョウな空気を作る）

著者は岩崎夏海さんという方で、テレビの放送作家という仕事をされて

います。みなさんも知っているバラエティ、「とんねるずのみなさんのおかげです」や

「ダウンタウンのごっつええ感じ」などです。

さらに「AKB48」のプロデュースなども手掛けていた方です。

挿絵は「ゆきうさぎ」さんという方で、オタクの間では、カリスマ的な

作家さんです。（ヤッパリナ感を作りつつ、オタ狙い、URA君笑え！）

そしてタイトルにも出てくる、ピータードラッカーさんですが、

６０年代に今の会社の経営学の基礎となる考え方を確立した、

社会学の博士です。

本の内容は、「ドラッカー」の考え方がちょこちょこ出てきますが、

それを除けば、野球部が甲子園を目指す青春部活ストーリーです。

その本の中で、主人公のマネージャー「川島みなみ」がドラッカー博士の

本「マネジメント」を使って、野球部を立て直すのですが、

その中で主人公が「顧客(お客さんのこと）を定義しないと組織は成り立たない」

という博士の一文に悩まされるシーンがえがかれています。

その本には「顧客とは単に売っている相手先」のことではなく、もっと根本的な

問題であり、その答えを出すことによって、会社のあり方が決まってくる。

とあります。

主人公は「野球部の顧客」について散々悩むのですが、あるきっかけで

答えを出し。

次々と野球部を変革していきます。

さて、私たちの顧客は一体誰でしょうか？

このことをみなさんにもう一度考えてほしいのです。

ちなみに主人公のみなみちゃんは

「私たち自身が顧客である」と定義しました。

私たちの顧客は誰でしょうか？

以上で終わりです。

ちなみにもしドラが読んでみたい、という方は声をかけてください。

今世紀最大のモテ期がこの夏迫っているので、

女性から優遇して貸します。