ダイソンの特許にかからないように…という妄想
- カテゴリ:日記
- 2010/07/19 23:59:14
ダイソンの羽根の無い扇風機、エア・マルチプライアが欲しいのだが、値段が高いので買えない。
あの扇風機の何が美しいかと言えば、多くの人は「羽根がないこと」と答えるだろうが、実はそうではない。
構造としては、円の内側に穴をあけて空気を吹き出しているのだが、この内側の局面が美しい。
飛行機の羽のようなふくらみで、円の内側が丸く盛り上がっている。
この面の丸みのおかげで、後ろの空気が円の中に吸い込まれる。
穴から吹き出す空気はそれほどの量ではないのに、豊かな風が吹くのは、この形のおかげなのだ。
まあ、一言にすれば「ベルヌーイの定理」なんだけどね。
そえが扇風機になると気がついたダイソンが偉い。
たぶん、この原理は特許を取っているはずだ。
だから、「翼断面をもった円」は、他のメーカでは作れないはずだ。
羽根が外に無い、というだけなら作れるが、それでも豊かな風が吹くというのは難しいだろう。
ダイソンのテレビCMでは、翼断面については一切語らない。
羽根が無いから、風が滑らかに吹く、としか言わない。
たぶん、使う人にとっての魅力がそこにあるからなのだが、それだけではなくて、重要な特許について知られたくないのも理由だろう。
まあ、見る人が見れば、一目で翼断面だとわかるんだけどね。
ダイソンの特許にふれずに、同じような効果が得られる形はないかな〜、と妄想してしまう。
その形が設計できたら、それも特許になるはずだ。
日本の電機メーカーも、その形が欲しいはずだ。
けっこう高値の特許になるはずなんだけどな。
きっと、とても美しい扇風機になるはずなんだけどな。
どんな形だろう。