チベットにて 14
- カテゴリ:レジャー/旅行
- 2010/07/25 14:38:47
8時半過ぎ、貸し自転車を借りる。
9時半からヤクホテルのCITSに行ってネパールまでの旅行許可証代を払い、小包を出しに郵便局に行く。
袋や紐を買っていったが、箱の方がいいというのでそれに従う。
12元もしたが、それに見合う箱だ。
受付のお姉さんは今日も親切だった。
終わってからそこらを回り、バナクショーのレストランで折り紙を折る。
お世話になったチベッタンレストランに持っていくのだ。
最後に写真を撮らせてもらった。
最後の寺は八角街の中の大昭寺で締めたい。
行った時、ちょうど2階では若い僧達が読経をしていた。
みんな勝手に自分の経を読んでいるのだが、いろいろ個性があって面白かった。
体を前後に揺らしながら、調子をつけて詠む。
ジュースを飲みつつがんばっている子もいたりして。
4時にCITSに行き、運転手に会う。
小柄なチベッタンだ。
にっこり笑って「よろしく!」と挨拶。
この人に明日から3日お世話になるのだ。
チベット語以外、あまり中国語もわからないようだが、何とかなるさ。
問題は日本人のほうにある。
6人のうちS田君とKさん(女性)はいい。
問題はW大の二人と、無気力なO君。
W大の二人はとにかく中国人の悪口を言い続け。
「中国人馬鹿だから」が口癖だ。
「チェンジマネー屋馬鹿だから」の意味は、「レートを良くすればいくらでも換えてやるのに、あいつら馬鹿だから良くしない」。
アホか。
レートを良くしすぎたら、自分の儲けがなくなってしまうではないか。
レートが変動するのだって為替相場と同じ、需要と供給なのに面白がることもできないのか。
O君は「何もしない人」。
4時集合と知っているのにいつまでも来ない。
部屋で本を読んでいたのだそうだ。
「何で来なかったの?」と聞くと「呼んでくれれば行ったのに」。
「出発時間が面倒くさくて」バスに付いていた観光も一度も参加しなかったらしい。
私と一緒のバスだった人もあまり参加してなかったけど、せっかくラサに来てもただの避暑なら、ここまで来なくてもいいような気もする。
まあどう過ごすかは個人の勝手だし、長期の旅をする人にとっては私のように毎日歩くほうがおかしいんだろうけど、S田君はぼろぼろである。
シャワーに戻る途中、S田君のお使いも済ませる。
彼は疲れきってしまい、水と食糧を買いに行く気力すら根こそぎなくなったらしい。
最後のシャワーは水がすぐ湯になってよかった。
6時半、帰ってきたパスポートを受け取り、最後のチベッタンレストランに行く。
ここはいつものところでなく、キレイホテルの前のやつ。
このレストランはものすごくおいしかった。
特にヤクの肺の炒め物と、血入りソーセージの炒め物が絶品。
もう思い残すことはない。
多分。
もし1ヶ月のんびり過ごすとしても、とりあえず近場の名所を抑えてから、とつい思ってしまいます。
この後ヨーロッパに行った時、また同じ場所に来たときのために全部の名所は巡らないの、という方がいて、なるほど、と思いましたが、結局それ以来行く機会もない・・・
貧乏症の私にはできないなぁ~。
やっぱ、いろんな出会いがあるんですね^^ もういいって?
本当にでっかいファクターだなと、この後しみじみ思います^^;
まあヨーロッパの方々の中には1ヶ月くらい来て、ちょっと町をぶらつく以外何もしないのがバカンスの楽しみ方、と私みたいなのを奇異の目で見る人もいるので、楽しみ方は人それぞれだと思いますけど、品位のない悪口はいただけませんね。
普段、ひとところに落ち着くことがほとんどない旅をしていたので、こんなに2週間もラサにいたというの、今読み返しても驚きです。
でも、毎日いろんなことがあったなあ^^
旅の楽しみ方が解ってないですねっくう~><。
そしてっ・・いよいよチベットともお別れ、
ネパールへと行くのですねっ・・
あーチベット、いい所も悪い所もひっくるめて
「根こそぎ楽しんだ」感じが、グリコさんの文章読んでて伝わりますっ(*@v@*)びんびんっ♪
そう言えば、インドも人を選びますよね。
行く人ははまるし、絶対2度と行かない! という人もいるし。
チベットは高山病がひどくてどこも見ずに飛行機で脱出、という人も何人もいて、辺境以前の問題もあるんですよね・・・
インドの旅でも、また行きたい向きと、二度と行くもんかで分かれましたもん。